パート代を詮索してくる義母
「何が弁償よ!? 家族の食事を作ってあげたのに、お金を請求するなんて!」
私の言葉に逆ギレするお義母さんでしたが、ケンが「食材をゴミにしたのは母さんだ。絶対に払ってもらう」と冷たく告げると……?















ユリさんがケンさんのために用意していた高級肉を台無しにした義母。ユリさんから弁償を求められると、千円札を投げつけ、舌打ちをして部屋へ逃げ帰っていきました。
それから数日後、リビングで家計簿をつけていたユリさんに、ニヤニヤしながら近づいてきた義母。
「あんな高いお肉を買えるなんて、ずいぶん余裕があるのね? 私に隠れてこっそり『へそくり』でもしてるの?」
ユリさんが「自分の給料からやりくりした」と答えると、義母は鼻で笑い、さらにあり得ないことを言い出します。
「たかがパートのくせに。いくら稼いでるのよ? 自分だけでこっそり使い込んでるんじゃないでしょうね?」
家族のために働いているユリさんに対し、「通帳見せなさいよ」「嫁なんだから私に少しくらい(お金を)渡すべきなんじゃないの?」と要求。
「私のパート代は、レンの塾代や将来のためです!! お義母さんのためのお金ではありません!!」
ユリさんが毅然と言い返すと、義母は「なんて言い草よ!」と激昂。そこへ帰宅したケンさんが「金のことにまで口出すな!」と一喝し、悔しそうに自室へ戻っていく義母なのでした。
◇ ◇ ◇
食材を無駄にしたことへの反省もなく、弁償を求められると逆ギレ。パートをするユリさんに嫌みを吐いた挙句、収入まで詮索し始めた義母。ここまでデリカシーがないと、一緒に生活するのは本当にストレスが溜まりますね。
お金の問題は生活の根幹に関わる重要なこと。たとえ親族であっても、不当な要求や詮索には、毅然とした態度できちんと「NO」と告げることが平穏な生活を送るためには、必要なのかもしれません。自分たちの生活と財産を守る境界線をしっかりと引くようにしたいですね。
小出ちゃこ