キッチンの換気扇「専用不織布フィルターでもつけちゃダメ!!!」

スーパーやホームセンターで売っている、換気扇用の不織布フィルター。これを貼るのと貼らないのとでは、換気扇の汚れ具合が全然違いますよね。

汚れたフィルターをペラペラ~っと剥がすだけでいいなんて、まさにズボラ主婦の味方!
……なのですが、便利さの影に隠れたリスクも潜んでいるんです。
結論を言うと、安全性や機能性の観点から「不織布フィルターは使わない」のが正解。 レンジフードの主要メーカーでも、不織布フィルターの使用はおすすめしていません。
不織布フィルターをつけると生じるリスク「消防法に違反する可能性」

汚れたら捨てられる上に、しかも安い。便利さしか感じない「不織布フィルター」ですが、使用をおすすめしない理由がちゃんとあります。
①火災につながる危険がある

市販のキッチン換気扇用のフィルターは、そのほとんどが「不織布」で作られています。
何かの拍子にフィルターがコンロの上に落ちてしまうと、火災につながるおそれがあるため非常に危険です。ファンに巻き込まれる可能性もゼロではありません。
②法律違反になる
主要メーカーが不織布フィルターを「使用しないでください」と言い切るのは、消防法に違反する可能性があることも大きな理由です。
消防法では、不燃性以外(難燃性・可燃性)の不織布フィルターは、ガスコンロ等の火元から1m以上離して使用することを定めています。
しかし、一般的なレンジフードは、火元から80cm程度のものがほとんど。不織布フィルターを貼ると、十分な離隔距離がとれないため、法律違反になるおそれがあります。

ちなみに、家にたまたまあった不織布フィルターのパッケージをよく見ると、1m以上離すよう注意書きがありました。

わが家の換気扇は、ガスコンロからの距離が80cmなので不織布フィルターの使用は完全にアウト(泣)。
あくまでわが家の場合ですが、コンロから1mの離隔距離がとれる換気扇は少数派かもしれません……。
③排気性能が落ちる
不織布フィルターを貼ると、単純に排気性能が落ちることも取り付けをおすすめしない理由のひとつ。
フィルターが妨げとなって排気効率が低下すると、揚げ物を作ったときの油煙や臭いがこもりやすくなります。
本来の排気能力を発揮できなくなるので、換気力を落とさないためにも不織布フィルターの使用は避けましょう。
こまめなお手入れが一番安全
換気扇に不織布フィルターを貼るとお手入れはラクになりますが、その一方で火災や法律違反のリスクがあります。
一番安全なのは、不織布フィルターに頼らずこまめに掃除をすること。
金属製フィルターの汚れは台所用中性洗剤とぬるま湯で簡単にお手入れできますので、こまめな掃除を心がけましょう。