「何に使うか」で分けるだけで、迷子が消える
以前の私は、冷蔵庫の空いているところへ、“とりあえず”食材を入れるタイプでした。その結果、どこに何があるのか把握できず、同じものを買ってしまったり、奥に入れた食材の存在を忘れてしまったり……。
気づいたときには賞味期限がとっくに入れていた……!ということが、よくありました。

今は、使う目的ごとにグループ分けをしています。朝食で使うものは朝食セット、ごはんのお供、下の子の離乳食、部活帰りにすぐ食べられる補食用など、ジャンルごとに分けています。
こうすることで、食材の「住所」が決まり、冷蔵庫の中で迷子になるものがなくなりました。

特に、わが家の節約の要になっているのが「先に消費」カゴです。ここには、豆腐や練り物などもともと賞味期限が短いものや、開封済みで早めに使い切りたいものをまとめています。
献立を考えるときは、まずこのカゴをチェックするのがルール。ここにあるものを使う前提でメニューを考えるだけで、驚くほど食品ロスが減りました。
家族全員が使える冷蔵庫にするための仕切り方
わが家の冷蔵庫は、私だけのものではありません。中学1年生と小学5年生の息子たち、そして夫も日常的に使います。つまり、「私だけが分かる収納」では意味がないのです。
そこで意識しているのが、収納カゴを使った仕切り。特に透明な収納カゴは、中身がひと目で分かるので、家族が見ても迷いません。
頻繁に出し入れするものは取手付きにすることで、子どもでも簡単に扱えます。

わが家では、取手付きの収納カゴはニトリ、仕切り用のシンプルなものはダイソーと、使う場所によって使い分けています。高価な収納グッズをそろえなくても、ポイントさえ押さえれば十分です。
大切なのは、「誰が見ても分かる」状態を作ること。その結果、食材が元の場所に戻りやすくなり、冷蔵庫の中が乱れにくくなりました。
ラベルは面倒だけど、やる価値は絶大
収納を整えたら終わり、ではありません。どんなにきれいに仕切っても、ラベリングをしなければ、その収納は長続きしません。
実は、冷蔵庫を買い替えた後、ラベリングを後回しにしていました。その間、食材が定位置に戻っていなかったり、使った調味料が別の場所に置かれていたりと、毎日小さなストレスが積み重なっていました。

ラベルシールを貼ったところ、そのストレスは一気に解消。「ここにはこれを入れる」というのが文字で明確になるだけで、家族の行動が驚くほど変わります。
ラベリングは管理のためだけでなく、家族への共有ツールのひとつ。節約を家族ぐるみで続けるためには、欠かせない工夫だと実感しています。
冷蔵庫は“詰めない”が節約につながる
食費節約家として、あえて意識しているのが冷蔵庫の余白です。冷蔵庫に空間があると、つい「まだ入る」と思って買い足したくなりますが、そこはぐっと我慢。
わが家では、大鍋ひとつ分くらいのスペースを常に空けるようにしています。

この余白があることで、夕飯の残りを鍋ごと保存できたり、急な頂き物の一時置き場になったりと、想像以上に便利です。
そもそも、冷蔵庫は7割程度の収納がベストと言われています。詰め込みすぎると冷気がうまく回らず、食材が傷みやすくなるだけでなく、電気代も余計にかかってしまいます。冷蔵庫をスカスカに保つことは、見た目だけでなく、家計にも優しい選択です。
冷蔵庫は「食費節約の司令塔」
冷蔵庫収納を整えたことで、わが家の食費は無理なく下がりました。特別なテクニックや我慢はしていません。ただ、食品ロスを減らし、今あるものを把握できる状態を作っただけです。
冷蔵庫は、食費管理の司令塔。ここが整えば、買い物も、献立も、使い切りも、すべてがスムーズに回り始めます。
「節約したいけれど、何から始めたらいいかわからない」という方こそ、まずは冷蔵庫の中を見直してみてください!