ある日、義姉から突然「これから子どもたちのお迎えに行ってくれない?」と頼まれました。まるで私が暇であるかのような物言いに引っかかりを覚えながらも「ここで断ったら、また何か言われるかもしれない」という思いが頭をよぎり、結局迎えに行くことに……。
それをきっかけに、義姉は「練習」「経験」という名目で、子守や世話を押し付けるようになりました。
突き刺さったひと言
その後、私は待望の妊娠。このまま双子のお世話を任されるのは正直負担だったので、義姉に報告することにしました。
すると、義姉は驚いた様子で「てっきり、一生無理だと思ってた」と口にしたのです。胸がざわつきましたが、何も言い返せませんでした。
妊娠を報告した後も義姉は変わらず、私に双子のお世話を押し付けます。無理をした結果、切迫流産の兆候が……。医師からも「無理をしないように」「できるだけ安静に」と言われてしまいました。
それでも義姉は「産まれたら育児に休みはないのよ」「今から慣れておいたほうがいい」と言って、わが家に双子を連れてくるのをやめませんでした。
「すぐ迎えに来るから」と言ったのに…?
ある日、事前の連絡もなく、義姉は双子を連れて私の家に来ました。そして「すぐ迎えに来るから」と言い残し、子どもたちを残したまま外出してしまったのです。
3歳の双子はじっとしていられず、走り回って大騒ぎ! かと思えば「ママー!」と号泣して抱っこをせがみます。
必死で追いかけているうちに、私は急に強い腹痛に襲われ、立っていられなくなってしまいました。私はやっとの思いで夫に連絡を入れ、救急車で病院に向かったのでした。
連絡がつかない義姉、明らかになった真実
病院に運ばれ、診察を受けた私は、そのまま入院することになりました。待っても待っても義姉が迎えに来ることはなく、夫は何度も連絡を入れましたが電話はつながりません。
しばらくして、ようやく届いたメッセージは「今日は戻れない」という一文だけ……。結局、双子は義両親が実家に連れて帰りました。
その後、謝罪に訪れた義兄から聞いた話によると、義姉は双子を私に預けて不倫相手に会っていたよう。以前から義姉の行動に違和感を覚えていた義兄が調べた結果、明らかになったそうです。
私が救急車で運ばれた日は不倫旅行に出掛けており、家に戻ったのは翌日だったのだとか……。
一緒に謝罪に来た義姉は涙ながら「気晴らしのつもりだった」「まさか入院するなんて思わなかった」と弁解しました。しかし、無意識とはいえ浮気の片棒を担がされていたと思うと、許すことはできません。
その後、話し合いの末に義姉たちは離婚し、双子の親権は義兄が持つことになったと聞いています。義姉はひとりになりました。
穏やかな日々
義姉から双子のお世話を押し付けられなくなった毎日は穏やかで、心身ともに落ち着いた環境で過ごせたおかげか、その後、私は無事に出産。
今は毎日、慣れない育児に追われています。眠れない夜も、余裕がなくなることもあります。それでも、わが子の寝顔を見ていると不思議と心が満たされるのです。
子どもを置いてまで不倫に出掛けるという選択が、私にはどうしても理解できません。この子を授かるまでに時間がかかったからこそ、「当たり前ではない命」だという思いが、いっそう強くなりました。
だからこそ、この子を大切に、丁寧に育てていきたいと思っています。
◇ ◇ ◇
妊娠中や体調が不安定な時期に役割や負担を一方的に押し付けることは、相手を追い詰めてしまう可能性があります。「経験になるから」という理由であっても、相手の状況を無視した頼みごとは、配慮を欠いた行動になりかねません。
同時に、無理なお願いに対して「今はできない」と断ることも大切です。「相手が困るかもしれない……」と思うことがあっても、自分と大切な命を守る行動を取りたいですね。
【取材時期:2025年12月】
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。