早いもので2019年も半分が終わり、夏のレジャーや旅行、帰省をお考えの人は準備を始める時期になってきました。予定を組める人は直前に準備するよりも余裕を持って予約などをしておくと、通常料金より割安となるものもあります。
今回は、国内のレジャーや旅行等の事前準備について3つの考えをお伝えできればと思います。
新幹線や飛行機+宿泊の場合はフリープランの検討を
予定が決まっている場合で、新幹線や飛行機での移動と宿泊施設の予約をする場合は、新幹線・飛行機+宿泊がセットとなっている旅行代理店でのフリープラン(フリーツアー・スケルトンツアー等も同様)の利用を検討してみましょう。旅行代理店の店舗にあるパンフレットやインターネットで利用できる旅行代理店のサイトには、“JR+宿泊”や“航空券+宿泊”の表記があるもので、添乗員が同行せず、観光地などに行かないものがフリープランに該当します。
例えば、8月後半のおとな1名の東京から札幌(新千歳)までの往復航空券+2泊の宿泊費を比較すると、通常の航空運賃と宿泊費用の合計は約98,000円に対し、あるフリープランでは73,600円となっていました。
しかし、フリープランは新幹線や飛行機の時間変更に制限があったり、予約は3日前~10日前までであったりと事前に予定ができる人であり、旅行日程も変更しない前提の人でないと、利用しにくい面もあります。フリープランを利用したものの、予定の変更でキャンセル料の発生や改めて別の便のチケットを取る必要があるケースもありますので、ご自身やご家族の状況に応じてフリープランの利用の検討をしてみましょう。なお、フリープランの航空券が天候の影響で欠航となった場合は、別便に振り替えられますが、宿泊費用や食費等は自己負担となります。
予定が流動的な人は変更やキャンセルのしやすさを優先
お子さんの調子やお仕事の状況等で予定が流動的な人は、価格の安さより変更やキャンセルのしやすさを優先されると無駄が少なくなります。
例えば、新幹線の場合は正規料金での指定席は出発前であれば、手数料なしで日付・時間・区間の変更が可能ですが、上記のフリープランや早期割引等の指定席は変更できず、キャンセルをした上で新たに指定席券の購入が必要となります。航空券の場合は、正規料金や往復割引、株主優待の場合は予約変更できますが、フリープランや早期割引等の場合は変更できず、新幹線同様キャンセルをした上で新たな航空券の購入が必要となります。
また、宿泊施設も早期割引やキャンペーン価格等の場合は、キャンセル料金の発生する期間が早かったり、割合が高かったりするケースもありますので、予定が流動的な人は交通機関だけでなく、宿泊施設の変更・キャンセル規程を確認するようにしましょう。
レジャー施設は優待や割引がないかの確認を
テーマパークや動物園・水族等のレジャー施設は、事前に準備できる場合は優待や割引が利用できないか確認しておきましょう。優待や割引を行っているケースとして、以下を確認しましょう。
・施設や観光案内のホームページ
・乗り物の機内誌、観光案内所等のフリーペーパー
・勤務先の福利厚生の会報やインターネットサイト
・携帯電話会社やクーポン、旅行関連サイト
・フリマアプリ、サイト
検索サイトで「施設名と割引」をキーワードにして検索しても良いと思います。いずれにしても、有効期限や使用条件をしっかり確認するようにしましょう。
夏休みは繁忙期でもあり、交通機関や宿泊施設は通常より高い料金が設定されることも少なくありません。ご自身やご家族の状況に応じて、少しお得にレジャーや旅行・帰省をするためにも事前にできることがないか確認することをおすすめします。