赤ちゃんは大人と違い、体温や汗の量を調節するのが苦手。熱中症や脱水症状になりやすいんです。ママ・パパが気をつけて対策をしても、実はそれが逆効果ということも……。この夏を快適に過ごすために、ぜひチェックしてみてください。
赤ちゃんを熱中症から守る行動、どっちが正しい?
暑い日の外出時の衣類は?
肌着を必ず着せる VS 長袖Tシャツのみ
答え:長袖Tシャツのみ
暑い日の衣服は汗をしっかり吸い取る綿素材がベスト。デザインは袖や裾にゆとりがあり通気性の良い薄手で、直射日光が当たらない長袖がベスト。きちんと汗を吸い取ってくれるものであれば肌着を着せずに1枚で問題ありません。お家の中で過ごすときはおむつ1枚で過ごさせてもOK。
外出時の帽子は?
外出中はずっと VS 日の当たるところだけ
答え:日の当たるところだけ
肌に日差しが直接当たらないようにすることが大切。頭皮もしっかりと帽子で守ってあげましょう。つばが広く首の後ろなどもすっぽりガードできるものなどがおすすめです。帽子は蒸れない素材のものを選びますが、日の当たらないところでは帽子をとって汗を拭いたり、あおいであげたりすると良いでしょう。
外出時の靴下は?
履かせる VS 履かせない
答え:履かせる
外出時は直射日光や虫などの外敵から守るために、履かせてあげましょう。長時間の移動などで蒸れるのが心配なら、脱がせてタオルケットなどをかけてあげるのも一案です。ただし、赤ちゃんは足や手から熱を放出していることと、転倒防止の理由から、室内では1年を通して靴下を履かせません。
外出時の飲み物は?
ベビー用イオン飲料 VS おっぱい&ミルク
答え:おっぱい&ミルク
汗をかいたときの水分補給にはイオン飲料が最適と思っている保護者の方も多いようですが、毎日の水分補給には必要ありません。おっぱいやミルク、もしくは白湯、飲めるようになっていれば麦茶などが◎。
暑い日の買い物は?
エアコンの効いた車の中 VS 連れて行く
答え:連れて行く
「外が暑そうだから」「ちょっとだけだから」と、車に赤ちゃん1人を残してしまったことで、熱中症になったという事例が過去にたくさんあります。車内に赤ちゃんを放置するのは絶対にNGです。
外出する時間は?
日中 VS 夕方など遅め
答え:夕方など遅め
通常、赤ちゃんとのお出かけは赤ちゃんがご機嫌な日中と考えがちですが、暑い季節の10時〜14時台は最も気温が高くなる時間。出かけるなら日が落ちた夕方か、暑くなる前の朝イチがベストです。ただし、夕方以降に出かけるときは虫刺されに注意しましょう。
お部屋の環境は?
窓を開ける VS エアコンを使う
答え:エアコンを使う
エアコンは体を冷やしすぎるなどの理由で、赤ちゃんには負担になると、使用を控える方もいるようです。しかし、近年の住環境や気温上昇を考えると、窓を開けてもなかなか快適な温度にはなりません。赤ちゃんは体温調節が苦手なので、室温を調整してあげましょう。