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脱水症状から死亡につながる危険も…!赤ちゃんの熱中症、水分補給は何を・いつ・どのくらい?

暑い季節は赤ちゃんの熱中症が心配。しっかりと水分補給をしないと、脱水症状を引き起こす原因にも。何をいつ飲ませたら良いのか、飲みたがらないときのじょうずな飲ませ方を小児科の先生が解説します。

この記事の監修者
監修者プロファイル

医師石戸谷尚子 先生
小児科 | 石戸谷小児科院長

医師、医学博士。1981年徳島大学医学部を卒業後、東京慈恵会医学大学小児科入局、都立母子保健院及び慈恵医大付属第3病院勤務を経て1995年現職に。日本小児科学会認定 小児科専門医、日本アレルギー学会認定 アレルギー専門医、日本血液学会認定 血液専門医。
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熱中症の症状でもっとも怖いのが脱水症状。暑い季節は、赤ちゃんにどんな飲み物を、いつ、どのくらい飲ませてあげれば良いのでしょうか? 石戸谷尚子先生に聞いてみました。

 

基本の水分補給

欲しがったときにおっぱい&育児用ミルクを

生後0〜5カ月くらいまでの水分補給は、母乳・育児用ミルクが基本です。生後6か月以降は麦茶や湯冷ましをプラスしても。母乳や育児用ミルクを欲しがったときに、無理強いせずに欲しがったときに与えるので十分です。熱中症かなと思ったら、塩分の入った野菜スープなどを飲ませると良いでしょう。

 

暑い日はいつもより2〜3回授乳をプラス

ものすごい暑い日や赤ちゃんが汗をたくさんかいているときは、いつもより2〜3回多めに授乳回数を増やすと良いでしょう。タイミングは、遊んだあと、お昼寝のあと、おむつ替えのあとなどお世話の節目に与えるとスムーズに増やせます。

 

回数よりも総量でチェック!

大切なのは、1日何回、水分補給したかより1日合計でどのくらい飲んでいるかが重要です。1日どのくらい飲めたかをまずはチェックしてみて。

 

1歳を過ぎたら麦茶などを取り入れて

1歳を過ぎたら日中はおっぱい・育児用ミルクより麦茶やおやつの牛乳など他の飲み物で水分補給をします。卒乳後も同様に食後のお茶やおやつタイムの牛乳でOK。

 

麦茶などを飲みたがらないときは!

スプーンでひとさじずつ

飲むのを嫌がる場合はスプーン! 離乳食を食べた後にその流れであげるとスムーズ

 

紙パック飲料でストロー飲み!

紙パック飲料を使うと、ストローで飲めるようになることが。赤ちゃんにストローをくわえさせ、ママが紙パックの腹を軽く押すと飲む感覚がつかみやすくなります。

 

マグ→コップなどグッズをチェンジ

哺乳瓶を嫌がるならマグにやコップなどにチャレンジするのも一案。気分が変わって飲むことも。コップ飲みの場合、最初はおちょこのような小さく唇でくわえやすいのがベスト。

 

ママがおいしそうに飲む

ママがおいしそうに飲むと赤ちゃんも飲みたがるように。自然と水分補給の習慣が身につきます。

 

 

基本的にはおっぱい・育児用ミルクを授乳タイムにきちんと与えていれば問題ありません。ただし、暑い日はおむつ替えの際におしっこの量や色、汗のかき具合などをこまめにチェックし、足りないなと思ったら水分をプラスしてあげてくださいね。

 

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