初めての出産、そして退院後から始まる初めての子育て。実家は近くても、私の親が子育てしていたのは30年も前の話。何を信じたらいいのか、最新の子育ての知識や情報が知りたかった私にとって、とてもありがたかった産後ケアサービスがありました。
2泊3日のステイからスタート
私が受けた産後ケアサービスは、産院の目の前にある施設で初産の場合のみ退院後すぐから利用できるものでした。パパと新たな家族である赤ちゃんと3人で、まずはゆったり2泊3日の宿泊が可能。助産師さんや保育士さんも常駐していて、赤ちゃんのことをなんでも相談できます。
私は特におっぱいの出が悪かったので、授乳指導やおっぱいマッサージをしてもらえて助かりました。また、パパは沐浴を教えてもらったり、他のパパや男性保育士さんと話をしたり、料理を少し習ったりと、有意義に過ごせていたようです。パパがいつも積極的に子育てをしてくれているきっかけになったと思います。
会話のなかで見つかるヒント
3日間で宿泊は終わりですが、その後も1年間だけ、宿泊棟の隣にあるサロンに通えます。年中無休で、毎日午前か午後のその日行きたい時間に予約なしで通うことができ、こちらも保育士さんが常駐しています。サロンでは初産同士のママやパパが通うので、初産ならではの悩みなど共感できることも多く、お互いに情報交換も活発でした。
また、自分では気づかないことを保育士さんに気づいてもらえて、「髪の毛をもっと濡らしてから洗ってみて」「首の赤みは切れちゃう前に保湿してあげて」など、適宜アドバイスをもらえて助かりました。
子どもの成長をみんなで楽しむ
何より、毎日通ってたくさんのママ友・パパ友を作れたことは、これからの育児も仕事も頑張ろうという活力にもなりました。
テレビで観たことがあるのですが、産後のママは本能では群れで子育てをしたいと思うそうです。確かに、このサロンで毎日子どもたちをみんなで見守って笑い合い、私も他の子どもまでもがわが子のように感じ、とても楽しく過ごせていたなと感じています。私自身、産後のホルモンバランスの乱れか、訳もなく落ち込むこともたまにありましたが、サロンに行くと気持ちがラクになっていました。
このサービスは数年前に始まったばかりのようです。私は初産にも関わらず、夫婦が同じ目線で子育てに関われていることや、明るく毎日を過ごしてわが子に接することができていることにとても感謝をしています。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
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監修/助産師REIKO
著者:中村もこ
0歳女児の母。小学校教諭と旅行代理店、保険営業を経験。現在は保育の勉強をしながら、自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。