どんどん進むお産、どんどん強くなる痛み。もともと体力がない上に寝不足でヘロヘロ。夫はそばにいてくれたものの、なんだかゴールの見えない孤独なマラソンをしているような気持ちになっていました。そんななか、突然……。
「ママならぬ日々」第53話

助産師さんや看護師さんが数人慌てた様子でやってきて、あれこれチェックし始めたんです。まるで医療ドラマのワンシーンのように……!
私の体に何か変化があったわけでも、周りにある機械がピーピー鳴ったわけでもないので、突然の事態にびっくり。でも「何かあったんだ」ということはわかりました。どうしてわかったのかな?と不思議でしたが、私と赤ちゃんの体調は別室でしっかりモニタリングされていたんです。(絵では省略していますが、分娩監視装置をつけていました。)
夫は青い顔で部屋の外へ……。私は陣痛に耐えていてまったく話せなかったので、不安なまま成り行きを見守ることしかできませんでした。
◇ ◇ ◇
パパが「外へ」と促されると、ママにとっては不安が一気に膨らむ瞬間でもありますよね。それでも医療スタッフが冷静に動いてくれること、そして“いざというときはプロに任せていい”ことが、出産の心強さでもあると感じさせられます。ひとりで抱え込まず、周りの力を信じることが、結果的に自分と赤ちゃんを守ることにつながるのかもしれませんね。
和田フミ江