わが子の通う保育園の先生より「トイトレは2歳から園で始めていきます」と指導があり、わが家でもトイトレを並行して始めました。親として初めてのトイトレだったので、苦い思い出もあります。そんな私がトイトレで経験した失敗や、もっとこうしたらよかったなと反省していることなどをご紹介していきます。
トイトレするにあたり準備したもの
保育園でトイトレするにあたり、「トイトレ用の布パンツ・お昼寝布団用の防水シーツ・失敗したとき用の着替えを多めに用意して、布パンツで登園しましょう」と保育園の先生から言われました。私の想像ではトイトレ用のおむつから練習するのだとばかり……。
いきなりの布パンツでの登園は、保育園までの道中におしっこをしないか不安があり、布パンツにつけられるトイトレ用の尿パッド昼用と、夜用を自宅用として準備しました。加えて布パンツを保育園用も含めて6枚と、防水シーツは2枚、自宅用で手持ちつき補助便座を用意。わが子は好きなキャラクターのお兄さんパンツを見て喜び、「トイトレがスムーズにいくかも!」と思えました。
トイトレの出だしは順調だったけど…
私は保育園の先生より「自宅でも朝ごはん前や寝る前にトイレに座らせてみましょう」と言われ、トイレに座ることから始めました。新しいお兄さんパンツと補助便座で、わが子は楽しくトイレに座っていてくれていました。
しかし、自宅でトイレに座ってもおしっこが出ることがなく、「トイレに行こう」 と私が言っても「出ないから座らない」 と言うようになってしまったのです。しかたなく「おしっこが出るときに教えてね」 とわが子に話しても教えてはくれず、気づいたときにはパッド内で排尿……。そんなことが家で続いたので、私は保育園でわが子がどのようにトイレに座っているのかを相談することに。
保育園と自宅のトイトレの違いを痛感…
私は保育園の先生に自宅でのトイトレがうまくいかないことを相談すると、保育園ではたとえ出なくてもトイレに座らないということはなく、流れにそって順番にできていると言われました。
その話を聞いて私は、わが子は保育園だとトイレに行くことができるんだということを知り、集団生活ならではのメリットだと実感。さらに、保育園では男の子は立ってできる便器……。
自宅は洋式便器で、立ってするにはわが子は身長が足りなくてまだ不可能でした。トイレの型式で保育園と自宅のトイトレの進みに差が出ていることを痛感したのでした。
トイレに座れるよう工夫したこと
悩んでいる私に、保育園の先生は「無理なくで大丈夫です。園でできてから自宅でもできるようになりますよ」 と声をかけてくれました。私は自宅のトイレに座らないで尿パッド内におしっこをしてしまうわが子に怒ることが増えていたので、トイレにいきたいと言うまでは様子をみて、尿意・便意を感じたときの行動に変化がないかを観察することに。
すると、わが子はうんちのとき、隅っこに隠れるという癖が判明! 踏ん張りだしたら「トイレに座ってみようね」 と声をかけ、抱っこしてトイレに座ってもらうようにしました。そんなことを繰り返していくと、うんちのあとにおしっこが少し出ることもあり、ほんの少しでも座って出たことをほめてあげるよう意識しました。
わが子が自宅にて尿意や便意を感じたときに「トイレ~」 と言ってくれたのは2歳半年を過ぎたころで、尿パッドが完全に取れたのは3歳を過ぎてからでした。保育園と連携してトイトレをできたことで私はわが子に怒ることが減り、ほめてあげることが増えてよかったと感じています。
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監修/助産師REIKO
著者:古谷きょうこ
2男1女の母。正看護師免許資格あり。育児休暇や隙間時間を利用し、ライターとして活動中。主に妊娠・育児や健康についてのジャンルを執筆している。