生まれた娘は、軽く拭いてもらったあと、布に包まれて私の腕の中にやってきました。
感動して、本当にうれしくて、私は子どものように泣きじゃくってしまいました。
「ママならぬ日々」

新生児ってふわっと軽いイメージだったので、抱いたら3kgちょっとの赤ちゃんが思ったよりずっしりしていて、驚きました。命の重みを感じたし、やっと会えたんだという実感がわいて、口から出た感想が「重い」でした。
今思うと、いやそこは「かわいい」だろ?? とツッコミたくなるんですが、夫や助産師さんたちも、すごくホッとした様子で笑っていて、なんだかうれしかったです。
それにしても、あんなに痛くて全然しゃべれなかったのに、出産した途端痛みが消えて、話せるようになるのがすごく不思議でした。人間ってすごい!
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初めて腕に抱いたわが子。感動や安堵、さまざまな気持ちが一気にあふれる瞬間ですが、思わず口から出たのは予想外のひと言だったそうです。
ふわっと軽いイメージとは違い、実際に抱いた赤ちゃんから感じた“命の重み”。だからこそ、とっさに出た言葉にも、その瞬間ならではのリアルな実感が込められていたのかもしれません。
出産直後は、痛みや緊張から解放され、気持ちが一気に動く特別な時間。完璧な言葉じゃなくても、その瞬間に感じた気持ちこそが、かけがえのない出会いの証なのかもしれませんね。
和田フミ江