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泣き止ませがラクになる!保育士がやっている赤ちゃんを泣き止ませる方法【ラクに楽しく♪特集】

この記事では、保育士の中田さんが、保育士が実践している赤ちゃんを泣き止ませる方法を紹介しています。赤ちゃんがなぜ泣くのか、赤ちゃんが泣いたときにママの心がラクになる方法、赤ちゃんを泣き止ませるテクをまとめて解説!

赤ちゃんの泣き止ませのイメージ

 

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こんにちは、保育士の中田馨です。赤ちゃんが泣くことは、赤ちゃんにとって自分の気持ちを「お話ししている」ようなものです。とはいえ、あやしても、抱っこしても、授乳しても泣き止まないのに、保育所の先生に抱っこされたらピタリと泣き止む。「どうして?」と思ったことのあるママも多いはず。

 

今日は、保育士が現場で実践している「赤ちゃんがピタリと泣き止む方法」を話します。

 

赤ちゃんはなぜ泣くの?

赤ちゃんが泣くのは何か理由があることが多いです。

 

例えば、おなかがすいた、おむつを替えてほしい、眠い、暑い、寒い、かゆいなど。赤ちゃんは不快や欲求を言葉で伝えることができないので、泣いて伝えるのです。まずは「赤ちゃんが泣くのは当然のこと」としてとらえましょう。

 

ワンクッションおけば気持ちがラクになる

赤ちゃんがよく泣いているときの言葉で「火のついたように泣く」という言い方があります。その言葉通り、顔を真っ赤にして力いっぱい大きな声で泣く赤ちゃんを目の前にしたら、ママの気持ちはきっと「どうすれば泣き止んでくれるんだろう」と思ってしまいますよね。

 

私も、赤ちゃんがあまりに泣くので途方に暮れてしまった経験があります。「思いつくだけの、赤ちゃんの欲求を満たしているのに、どうして泣き止んでくれないんだろう」と思いました。

 

そのときの状況を思い出すと「赤ちゃんと心の距離が近かった」と感じます。赤ちゃんの泣き声がつらく感じるということは、それだけママが赤ちゃんと向き合っているということ。密接なコミュニケーションをしているということでもあります。でも、つらくなりすぎるのは、よくありませんので、まずは赤ちゃんとママの心にワンクッション置いてみましょう。

 

つまり、泣き止ますことに一生懸命にならなくてもいいということです。

 

保育士が実践している泣き止ませの方法

では、赤ちゃんを泣き止ませるために保育士が実践している方法を紹介します。どの方法が赤ちゃんに合っているか、月齢や泣いている状況によっても違うと思いますので、いろいろ試してみましょう。

 

胎児のときと同じ姿勢で抱っこ

新生児期~生後3カ月ごろの赤ちゃんは、胎児のときと同じ姿勢で抱っこするといいですよ。両腕はWのような形。両足はMのような形がこのころの自然な体勢。そのまま、背中を丸くしてママの両腕で包むように抱っこするのです。そうするだけで赤ちゃんは安心します。

 

話しかける

泣いている赤ちゃんに話しかけます。「どうしたの?」「大丈夫よ。ママがいるよ」「大きな声が出るね」「泣いている顔もかわいいねえ」などなど。「泣いている顔もかわいいね」と思えたら、もうママの勝利です。ママが赤ちゃんを見てかわいいって笑い出したら、赤ちゃんも安心して泣き止みます。

 

場所を変えて気分転換

場所を変えるというのも一つの方法。とはいっても「外に出ましょう」と言っているわけではありません。窓の近くに行って窓から入ってくるそよ風に当たってみる。ベランダに出て気分転換する。それだけでも赤ちゃんの気持ちが変わります。

 

マッサージ&コチョコチョをしてみる

マッサージやコチョコチョなどをして赤ちゃんの体をやさしく触ってあげましょう。赤ちゃんは手のひらでさすってもらうと安心します。これは普段からのスキンシップに取り入れてみましょう。いつものマッサージやコチョコチョとわかると、泣き止んで遊びモードになることもありますよ。

 

おんぶ

抱っこもいいですが、おんぶも効果的です。私は赤ちゃんが泣いているときはおんぶするほうが多いです。私自身が子どものころ、親におんぶしてもらったときに感じたことは、背中から聞こえる心臓の音や親の声がとても心地よかったということ。おんぶする機会が多い子は、特におんぶをするとピタリと泣き止みます。

 

遊びに興味を向ける

月齢が大きくなると、泣く気持ちを遊びに向けてあげるのも効果があります。大好きな絵本やおもちゃを見せて興味を示したら、ママが率先して遊んでみましょう。2人で鏡を見ながら「いないいないばあ」をしてみるのも効果があります。

 

 

今日は、保育士が実際にしている方法の一部を紹介しました。上記の方法をしているときは、心にワンクッションを置くことが大切。一生懸命になってママが焦れば焦るほど、赤ちゃんにもその気持ちが伝わってしまいます。「いずれ、泣き止むから大丈夫! 大丈夫!」くらいに思いながら実践してみてください。

 

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    この記事の著者
    著者プロファイル

    保育士中田馨
    一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長

    0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。『いっぺんに作る 赤ちゃんと大人のごはん』(誠文堂新光社)も発売中!

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