出産と同時に長男の反抗期が激しくなった
長男が中学2年生のころ、双子の息子たちが誕生。待ちに待った2人目・3人目だったので、夫婦で手を取り合って喜びました。しかし産後の私は体調不良気味で、情緒不安定。そんな中、長男の様子が変化していきました。口が悪くなったり、自分を見てほしいけれど注目されるとイラッとしたり……。
私は長男が学校から帰ってきたら「長男との時間」を意識して一緒におやつを食べ、その日の出来事など会話をする時間をとりました。しかし、長男の態度はあまり改善されませんでした。双子たちは1歳を過ぎると動きが活発になり大忙しな毎日に。双子育児と長男への心のケアは想像以上のしんどさで、精神的にもつらかったです。
毎日の大変さの答えを探す日々が続いた……
私たち夫婦の両親はすぐに助けに来てくれる距離にはいないので、とにかく必死な毎日が続きました。夕飯が作れなくてお惣菜で済ませた日や、夫婦喧嘩も度々ありました。
問題の答えを見つけるために、何度ネットで「双子育児」「反抗期」など検索したかわかりません。ママ友にもどこからどう話していいかわからず、ひとりで悶々と過ごしていました。それでも答えはなかなか見つからなかったのです。
成長が問題解決のキーだった
兎にも角にもしんどい日々が続き、何度も悩み泣いたこともありましたが、少しずつ気持ちがラクになる日も増えてきました。長男がヨチヨチ歩きの双子たちの面倒を見てくれるときや、双子たちが「お兄ちゃんと遊びたい」と追いかけているとき。兄弟で遊んでくれる時間が少しできてきたことで、長男も少しだけ大人に近づいているように感じます。
双子たちも年は離れているけれど、兄弟で遊ぶ楽しさをわかってきているようです。長男の成長と双子の成長が私を精神的にラクにしてくれているように感じます。
子どもの成長で難しいとされる「反抗期」の長男と、1歳半の「双子育児」は精神的にしんどいことも度々あります。年の差があるほうがラクな場合もありますが、反抗期の対応と双子育児が重なると本当に大忙しです。今は忙しさのピークが過ぎ去ったのかな? と思っています。子どもたちの成長が年の差育児の問題を解決してくれたような気がします。
著者:久保田恵美<双子を含む3児の母。第4子を妊娠中。幼稚園、小学校教諭の免許を取得。現在はドイツに住み、子育てをしながら育児や教育に関する体験談を中心に執筆している。
イラスト:まっふ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています。