亀頭包皮炎の薬を処方してもらう
6月のある日、3歳になる長男が「おしっこをするとちんちんが痛い」と言い始めたため、かかりつけの病院へ。性器の先が少し腫れており、亀頭包皮炎との診断。塗り薬を処方されました。
再発した場合はこの薬を都度塗ればいいとのこと。医師の指示通りよく洗い、薬を塗りました。受診の翌日にはもう痛みはなくなり、赤みも引いたため、私は数日後には亀頭包皮炎のことは忘れてしまっていました。
帰省中に再発し、休日診療所へ
その年のお盆、私と長男は実家へ帰省することに。解熱剤などの常備薬は準備したのですが、亀頭包皮炎の薬のことはすっかり頭になく、荷物の中に入れていませんでした。
帰省した翌日、「ちんちんが痛い」と言い始めた長男。6月と同じ状況で性器が少し赤くなっていましたが、トイレにはいつも通り行ける程度。薬を塗ればすぐ治ると思い、私は泌尿器科か小児科を探しました。でも実家周辺では、お盆期間はどこも休診。休日診療所に行くことになりました。
衝撃の処置に号泣
内科兼小児科の担当は高齢の男性医師。長男の性器を見るや否や、「これは皮をむかないと」と皮をひっぱったのです。長男は突然の痛みに叫び声を上げ、号泣。私は急展開に驚き「痛そうなので薬をください」と言うことしかできませんでした。医師は処置後に「亀頭包皮炎だね。むいたからもう大丈夫」と説明してくれましたが、私は不安でいっぱい。
痛みは治まらず、長男は翌日までトイレに行けない状況でした。すぐにかかりつけ医に見てもらいたい気持ちでしたが、新幹線で2時間の場所なので無理。実家近くの救急病院に行こうと考え始めたときに、やっと長男はおしっこができるようになりました。
その後、亀頭包皮炎は再発していません。的確な処置に感謝しています。でも泣き叫ぶ長男の姿や、受診後の不安な気持ちを忘れられません。この出来事以来、帰省の際はあらゆる可能性を考えて持ち物を準備しています。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
著者:土田えり子/30代女性・主婦。2人の男児の母。元記者で、現在はフリーランスとして企業のリリース記事や、自身の子育て体験談などを執筆中。
イラストレーター:まっふ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています