記事サムネイル画像

「え!?まさか…!」生後11カ月の息子が手に大やけど!事故の原因にママは猛反省…

もうすぐ1歳の誕生日というある日、私の不注意で息子が手のひらに全治3カ月の大やけどを負ってしまいました。子どもの大やけどに直面したときの行動や対処法、その後の治療や経過とともに周りの反応や私自身の心境の変化をお伝えします。

「まさか!」血の気が引いた…生後11カ月で手に大やけどを負って【体験談】

 

 

「まさか!」血の気が引いた…生後11カ月で手に大やけどを負って【体験談】

 

 

「まさか!」血の気が引いた…生後11カ月で手に大やけどを負って【体験談】

今でも忘れられない、あのときの光景

いつものように使用済みヘアアイロンをタオル掛けに吊るして収納しお化粧をしていると、火のついたように大泣きしだした息子。振り返るとヘアアイロンのすぐそばで明らかにいつもと様子が違う息子の姿がありました。

 

「まさか」と思い急いで手のひらを見ると、人差指、中指、一部手のひらが真っ赤になっていたのです。ヘアアイロンの電源を消したのはついさっき、設定していた温度は190度。血の気が引いた私でしたが、震える手で息子を抱えすぐに流水で冷やす処置を始めました。

 

通院と看病の日々⋯

流水で冷やしながら皮膚科に電話。すぐにきてくださいとのことで病院に向かい、緊急性が高かったため3時間待ちのところを優先して診察していただきました。診察の結果、熱傷の程度は中等度の深達性Ⅱ度でした。引きつれなどが生じるおそれもあると告げられ、頭が真っ白に……。


そして、ガーゼと包帯を換え、薬を塗る毎日が始まりました。傷口を見るたびに後悔が襲いましたが、私にできることをするしかないと黙々と看病をしました。最初のころは心配で毎日通院し、落ち着いてからも週2〜3回診察に行く日々が2カ月続きました。

 

 

周りの反応、何を言われてもつらかった日々

息子に痛い思いをさせてしまったこともつらかったですが、周りの反応に対してもナイーブになっていきました。夫をはじめ親族は「痛そう……」と顔は歪めるものの、私に気をつかってあまり触れずにいてくれました。


児童館では「うちの子なんて私の不注意であごの骨折ったのよ!」と励ましてくれるママさんもいましたが、そのやさしささえとてもつらかったです。あるときはすれ違いざま高齢者の方に、「あらやけど? やけどは親の不注意だよ」と言われることもありました。とても深く傷つきましたが、言われて当然のことをしたと思っています。

 

もう絶対に繰り返さないための危険対策!

事故が起こってしまった原因は、私の心にありました。それは危ないと思ったものの放置したことです。向こうで遊んでいるし……という甘い考えが招いた事態でした。


事故後すぐに「日常で危ないと思っていること」をその対策と一緒に書き出し、夫と共有しました。想像できる最悪の事態は必ず起こると危惧すること、その不安材料を取り除くこと。意識の徹底により、そのやけどの事故から現在まではケガなく過ごせています。

 

 

事故から半年、すっかり治り、手も不自由なく使えているようです。私の不注意で痛い思いをさせてしまったことは後悔してもしきれませんが、母として成長できたとプラスに考えるようにしています。子どもが小さいうちは「想像できたら、それは起こる出来事」を合言葉に息子の安全を守っていきたいと思います。

 

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

 

イラストレーター/まっふ


著者:高橋さちこ

1歳男児の母。新卒で営業職に就き、妊娠を機に退職。その後就活・保活に成功し、現在は働きつつ妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。

 

ベビーカレンダー記事制作の取り組み
  • \ この記事にいいね!しよう /
    シェアする

    • 通報
      子どもは目を離さずに見ているつもりでも予想外の行動をするので、本当に安全には気を付けたいですね。 特に化粧品やヘアアイロンなど、ママが使っている物には私の子ども達も『使ってみたい~!』と興味津々でや… もっと見る
      子どもは目を離さずに見ているつもりでも予想外の行動をするので、本当に安全には気を付けたいですね。

      特に化粧品やヘアアイロンなど、ママが使っている物には私の子ども達も『使ってみたい~!』と興味津々でやってきます。
      大事な子ども達を守るためにも、やはり普段から気を付けないとと改めて感じました。
      +20 -1
    • 通報
      私自身が成人後に軽くヘアアイロンで火傷をしたことがあるので、子供が触れる位置にそれを置くとか信じられないです。
      その経験をしたお母さん達を責めたい訳ではないですが、想像力って大事ですね……。
      +31 -3
    • 通報
      タオル掛けにヘアアイロンを吊るすなんて子供がいなくても危険すぎて怖いし、そんな発想も浮かばない。しかもそれが「収納」とは。
      +50 -10

  • 気になる記事をまとめ読み

    人気連載

    新着連載

    連載完結

    もっと見る

    注目記事を探す

    人気記事ランキング

    アクセスランキング
    コメントランキング

    お得な無料キャンペーン

    マンガの新着記事

  • PICKUP

    他のテーマの
    記事を読む