家事の途中や上のお子さんのお世話をしていて手が離せないときに、赤ちゃんが泣いてしまうことってありますね。泣いている赤ちゃんは、すぐに抱っこしてあげるのが一番ですが、難しい場合もあるかと思います。今回は少し様子を見ていい場合と抱っこしてあげたほうがいい場合についてお話しします。
泣いていても少し様子を見ていい場合
時々赤ちゃんの様子を見にいくか、目の届く場所に寝かせるようにしましょう。部屋の構造上難しい場合は、モニターなどを使って、キッチンなどで家事をしながらでも赤ちゃんの様子が確認できると安心です。
・泣き声が大きくなく、指しゃぶりをして休んだり泣いたりを繰り返している。
・目を閉じながら泣いているが、激しくないているわけではなく眠そうな様子がある。
・おむつを変えたばかり、授乳後で空腹でないとき。
・声をかけると、泣きが弱くなったり止まったりする場合。
すぐに抱っこしてあげたほうがいい場合
激しく泣く、いつもと様子が違うときなどはすぐに抱っこしてあげましょう。
・授乳直後で手足をバタつかせて激しく泣いている
・泣いている途中で吐きそうになっている
・発熱や体調が悪く、嘔吐があるとき
・顔を真っ赤にして泣いている、泣きすぎて呼吸が不安定になっているとき
・唇の色が悪いとき
抱っこができないときのお助けグッズ
転倒などないようにソファーや高さのあるところに寝かさないこと、安全柵を使用するなど赤ちゃんの周りの安全を確認してから使用しましょう。
・おもちゃ類(メリーや手で持てるもの)
・お気に入りのタオル、ガーゼ類
・おしゃぶり(一時的であれば影響は少ないです)
・おくるみでくるむ
・テレビやDVD、スマホの動画など(長時間の使用は注意しましょう)
・モニター類(少し離れていても確認できます)
・バウンサーやハイローチェア(電動で揺れるタイプのものなど)
できるときはたくさん抱っこをしてあげよう
すぐに抱っこができなかったときも、ママの用事が済んだら、「待っていてくれてありがとうね」「待っていてくれて助かったよ」「いっぱい抱っこしてあげるね」とやさしく声かけをして、笑顔でギューっと抱きしめてあげてください。
ママはきちんと戻って抱っこしてくれるというのがわかれば、赤ちゃんも安心してくれると思います。
赤ちゃんの情緒の安定には、赤ちゃんの要求に合わせた抱っこが大切です。今は抱き癖がつくなどは気にせずにどんどん抱っこしてあげましょうと言われています。しかし、育児や家事に忙しい毎日の中では、いつでも泣いたらすぐに抱っこをするのは難しいかと思います。家事をするときにはスリングや抱っこひもなどを使用するのもおすすめです。赤ちゃんの様子をみながら試してみてくださいね。