「時間があるのになんで〇〇できないの?」
第二子の出産を機に仕事を退職した私は、専業主婦として過ごすようになってからたびたび夫の言動にカチンとくることが増えてきました。
たとえば「それだけ時間があるのになんで掃除ができないの?」など。もちろん仕事をしていたときに比べると時間はできましたが、まだ1歳に満たない赤ちゃんとの生活は身動きが取りづらく、掃除をするのもやっとです。それをわかっての言動なの? と、カチンときたことがありました。
「今日のごはん、これだけ?」
授乳やおむつ替え、寝かしつけるだけでも1日はあっという間です。そんななか買い物へ行くのもやっとで、料理も時短で簡単にできるものを作っていました。
そんなある日「今日のごはん、これだけ?」と夫に言われてしまったことがありました。その日は親子丼を作り、副菜やスープなどを作る時間がなかった日でした。何気ない夫のひと言でこんなにも嫌な気持ちになるとは……。当時は夫の言葉が気になって仕方がなかったです。
夫の言葉に敏感になりすぎていたのかも?
今振り返ってみると、余裕のない日々を過ごしているからこそ、夫の言葉に敏感になりやすかったとも感じました。きっと悪気があって発している言葉ではなかったと思います。振り返ってみれば、そこまでイライラする必要はなかったのかもしれません。
ただ私の場合、産後は精神的にも不安定な状態でした。普段は気にならない言葉でも、敏感になりやすい時期だったのかもしれません。こうした心の状態を夫に伝えることも大切だったと感じています。
夫に言われてカチン! ときたとき、言いたいことを伝えるとスッキリすることがよくありました。また、そうして気持ちを伝えることで理解してもらえたことも。産後のみならず、これからもできるだけ感情的にならずに、気になったことは夫に伝えていきたいと思います。
著者:田中由惟/女性・主婦。1男1女の母。2人目の出産を機に食品会社を退職。現在は子育てのかたわら、記事執筆をおこなう。趣味はスポーツとピアノ、美味しいものを食べること。
イラスト:imasaku
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています