初めて受けた予防接種の痕が腫れてしまった娘。
大きな総合病院へ行き、2時間ほど待たされてやっと診察を受けたところ……。
「ママならぬ日々」第112話
心配していた予防接種の痕の腫れは引いていて経過観察になったものの、今度は陰唇癒合(いんしんゆごう)と診断されてしまいました。
おまたの皮膚の一部がくっついてしまう症状で、赤ちゃんとお年寄りにたまにあるんだそうです。膀胱炎や腟炎の原因になる場合があるため、くっついている部分をはがす必要があるとのこと。自分では絶対気づかなかったので、この病院で見つけてもらえたのは幸いでした。
しかし、娘はずっとギャン泣き。夜も機嫌が悪く泣いてばかりで大変でした。
この日はひとまず帰って2日後にまた受診することに。ここから病院通いの日々が始まりました。
陰唇癒合:新生児期から乳幼児期の女児によく見られる症状。先天的なものではなく、陰部が湿潤していたり、感染、エストロゲンが低い状態が原因で起こります。治療はピンセットなどで左右の癒着を離し、抗生物質の軟膏などを塗って治療します。状態によっては、癒合している部分を切り開きますが、正しいお手入れをしないと再度炎症を起こして繰り返すことがあります。おむつ交換やお風呂のときに、外陰部の割れ目を左右に開いて拭き取ったり、洗ったりして、清潔に保つことが大切です。
監修/助産師REIKO