集中力がある反面、切り替え下手な娘
「集中力のある子に育てるためには、子どもが夢中になっていることを満足するまで中断させずに見守ることが大事」。出産後に読んだ育児書に書いてあった通り、わが家では時間の許す限り、子どものしたいことを尊重する子育てをしてきました。その結果、6歳の現在、娘は人一倍集中力のある子に育っています。
しかし! とにかく次の行動に移すというのが苦手。幼稚園の参観会に行っても、「お絵描きの片付けが終わった人から外に出て集合!」というような場面ではいつも時間ギリギリで、最後のほうに集合の列に加わるという有様です。
ママ友から聞いた10秒カウントダウン
娘が年少のころ、切り替え下手のせいで朝も夜もスムーズに支度(夜は寝る準備)ができないことを特に悩んでいた時期がありました。
そんなとき、ママ友が子どもの遊びを終わらせて帰る際に、「10数えるうちに帰る支度するんだよ! 10・9・8……」と数え始めたとたん、それまでなかなか帰ろうとしていなかった子が急に帰り支度を始めたことがありました。これを見て、このカウントダウン法をわが家でも取り入れてみたのです。
最後の手段に活用!
すると、わが娘にも見事にこのカウントダウン法が効き、大体の場面では10数えるうちの5くらいでそれまでしていたことをやめてくれるようになりました。ただ次の行動をするように言われるよりも、「あと10秒の間に次の行動に移さなければならない」という具体的な感覚がもてるのが効果的なのかなと思います。
以来、行動を切り替えてほしいときには私が待てるギリギリまでは「次は○○する時間だよー!」と声かけをしますが、それでも切り替えができないときの最後の手段としてこのカウントダウン法を使っています。
子どもが夢中になっていることを途中でやめさせるのは心苦しいときもありますが、1日の中には何度も行動の切り替えをしなければならない場面があります。成長に伴い、時間で区切って行動しなければならないことはさらに増えていくと思うので、集中するときは集中し、切り替えるときは切り替える、メリハリのある行動ができるようになってほしいです。
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監修/助産師REIKO
著者:澤崎 凪
1男1女の母。パーソナルカラーコーディネーターの資格を持ち、色彩関係、ファッション関係のほか、自身の体験をもとにした子育て関係のジャンルを中心にライターとして活動中。
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