育児に追われながら写真撮影
産後、私は初めての双子育児に奮闘し、疲れ切っていました。そんな中でも、子どもたちのかわいい姿を写真に撮っていたのですが、新生児は基本的に動かないので、似たような写真ばかりになります。
私は、「これから何十年とこの子たちの写真を撮る機会はあるんだから、今そんなに必死になって撮らなくてもいいか……」と思い、兄のアドバイスを無視して悠長に構えていました。
生後3カ月、子どもたちの顔が…
双子の子どもたちが生後3カ月になったころ、今まで撮った写真を整理していたときのこと。撮りだめた写真を見ると、びっくり。新生児のころと生後3カ月で、子どもたちの様子が全然違うことに気がついたのです。
新生児期は、眉毛が生えておらず髪の毛はふさふさで、体は脂肪がなく、目は二重でした。生後3カ月では、眉毛が生えて髪の毛は薄くなり、体はまるまると太って、目は一重でかなり垂れています。
私は、「たった数カ月でここまで激変してしまうの!?」と非常に驚きました。同時に、ここまで別人のように変わってしまうのであれば、もっと写真を撮るべきだったと後悔したのです。
毎日見ているから気づきにくかったのですが、子どもたちはものすごいスピードで成長し、変化していました。兄のアドバイスを受け止め、新生児期からたくさん写真を撮っておけばよかったと、今でも後悔しています。
著者:長谷川なぎ/30代女性・ライター。4回の体外受精の末に男女の双子を授かった、2児の母。営業事務やコールセンターのオペレーター、イベントスタッフ、工場ワークや物流会社での肉体労働など、学生時代からさまざまな職種を経験。現在は、多彩なジャンルでライターとして活動中。
イラスト:森田家
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています