2020年生まれの男の子81,896名を対象に、『2020年の名づけトレンド』に関する調査を行いました。男の子の名前は、名前のよみに「ん」の入る「撥音(はつおん)ネーム」が9個ランクイン! 男の子に人気の撥音ネームランキングTOP9をご紹介します。
1位 蓮(主なよみ:れん)
2018年、2019年、2020年と3年連続名前ランキング首位の「蓮(主なよみ:れん)」。男らしく力強い名前が多い「一文字ネーム」の一つです。蓮(はす)の花は、泥水の中から育ち美しい花を咲かせることから、周囲に染まらない清らかさを感じさせます。
また、「蓮」は国民的大ブームを引き起こしている「鬼滅の刃」の主題歌「紅蓮華」にも用いられており、今後もますます注目の名前です。
2位 新(主なよみ:しん)
2019年の名前ランキングでは12位、2020年は16位にランクインした「新(主なよみ:しん)」。「新」は漢字ランキングで81位にランクインしていました。
その字の通り、新しい・始まったばかりという意味のある「新」は、新鮮で生命力にあふれたイメージを受けるようです。「しん」という響きは潔く男らしさを感じます。
3位 暖(主なよみ:だん)
2019年の名前ランキング29位から、2020年は20位にランクアップした「暖(主なよみ:だん)」。「暖」は漢字ランキングで76位にランクインしていました。
ぬくぬくとあたたかく、汗ばむようなさまを意味する「暖」は、豊かで不自由しない様子を表します。あたたかい心で周囲を元気づけるような存在になることを願って名づけてもいいですね。
4位 絢斗(主なよみ:けんと)
2019年の名前ランキングでは56位、2020年は52位にランクインした「絢斗(主なよみ:けんと)」。
色糸をめぐらせて取り巻いた美しい模様を意味する「絢」は、きらびやかな美しさが印象的な漢字です。「豪華絢爛」という言葉にも用いられており、あでやかなイメージを受けるようですね。同名では、俳優の永山絢斗さんが活躍されています。
5位 仁(主なよみ:じん)
2019年は55位、2020年は56位にランクインした「仁(主なよみ:じん)」。「じん」というよみは、2020年よみランキング82位にランクインしています。
隣人愛や同情の気持ち・そのような心を備えた人物という意味のある「仁」。思いやりのある優しい人になるように願って名づけてもいいですね。
6位 怜(主なよみ:れん)
2019年の名前ランキング68位から、2020年は56位にランクアップした「怜(主なよみ:れん)」。心が澄んでいて賢い様子を意味する「怜」は、2020年の漢字ランキング60位にランクインしています。
その字の通り、清らかで賢い子に育つように想いを込めて名づけてもいいですね。
7位 健人(主なよみ:けんと)
2019年66位、2020年は78位にランクアップした「健人(主なよみ:けんと)」。「けんと」というよみは2020年のよみランキング45位にランクインしています。
健やかで力が強い様子を意味する「健」には、「健康で元気いっぱいな男の子に育ちますように」という願いが込められているようです。
8位 迅(主なよみ:じん)
2019年の名前ランキング100位圏外から、2020年は89位へランクアップした「迅(主なよみ:じん)」。早い、はげしい、という意味があります。
「迅速」という言葉にも使われ、素早い印象を受ける「迅」。活発な明るい印象を受けるようですね。
9位 健(主なよみ:けん)
2019年100位圏外から、2020年は93位にランクアップした「健(主なよみ:けん)」。健やかで力が強い様子を意味する「健」は、2020年の漢字ランキング53位にランクインしている漢字です。疲れを知らない元気いっぱいな男の子というイメージを受けるようですね。同名ではV6の三宅健さんが活躍されています。
男の子の「撥音ネーム」は、明るく元気いっぱいで活発な印象になります。9つ中7つの名前が、「れん」「しん」など二音からなる「二音ネーム」でした。二音の撥音ネームは、より今どき感のある洗練された印象になります。これから男の子の名前を考えられる方、ぜひ参考になさってくださいね!
<調査概要>
調査対象:株式会社ベビーカレンダーが企画・運営している「ファーストプレゼント」「おぎゃー写真館」「ベビーカレンダー全員プレゼント」のサービスを利用された方
調査期間:2020年1月1日(水)~2020年10月1日(木)
調査件数:81,896件(男の子)
文/福島絵梨子