ベビーカレンダーは、2021年1月生まれの女の子5,515名を対象に、『1月生まれベビーの名づけトレンド』に関する調査を行いました。最近、女の子の名づけでは、植物を表す漢字を用いた「ボタニカルネーム」がトレンドです。
TOP10では、4位「彩葉」、5位「結菜」、7位「葵」「芽依」「陽葵」、10位「陽菜」の6つが「ボタニカルネーム」でした。
1位 澪(主なよみ:みお)
「澪(主なよみ:みお)」は2019年の名前ランキングでは11位、2020年は9位にランクインした名前。2020年12月の17位から大きくランクアップして、2021年1月は首位を獲得しました。
「澪」は水の流れの作用で細くなったさまや水路を意味する漢字で、みずみずしく爽やかな印象を受けるようです。漢字の中に「令和」の「令」が入っている「令和ネーム」の一つでもあります。
2位 結月(主なよみ:ゆづき、ゆつき)
「結月(主なよみ:ゆづき、ゆつき)」は、2019年の名前ランキング9位、2020年は4位にランクインした名前です。2020年12月の6位からランクアップしました。
2020年の漢字ランキング3位で、人とのご縁や結びつきを表す「結」に、2020年の漢字ランキング16位で夜空を優しく照らす「月」を組み合わせた名前です。空気の澄んだ冬の夜空に美しく輝く月を連想させるようですね。
2位 紬(主なよみ:つむぎ)
「紬(主なよみ:つむぎ)」は2019年の名前ランキングでは4位、2020年は2位にランクインした名前です。
「紬」は紬糸で織られた美しく丈夫な絹織物を意味し、江戸時代には普段着として愛用されていたようで、「紬のように丈夫な縁や絆に恵まれますように」という願いを込めて名づけてもいいですね。近年女の子に人気の、古風で日本的な印象を受ける「レトロネーム」の一つでもあります。
4位 彩葉(主なよみ:あやは、いろは)
「彩葉(主なよみ:あやは、いろは)」は、2019年の名前ランキング27位から、2020年は18位へと大きくランクアップしました。
色を取り合わせたさまを意味する「彩」と、草木の葉や花びらを表す「葉」を組み合わせた名前。紅葉が彩り豊かに色づくイメージを受ける「彩葉」は、秋から冬の時期にかけて、特に人気が高まります。多彩な魅力を持った美しい女の子に育つよう願いを込めてもいいですね。
5位 結愛(主なよみ:ゆあ・ゆいな)
2019年の名前ランキングでは7位、2020年は12位にランクインした「結愛(主なよみ:ゆあ・ゆいな)」。2020年12月の13位から、1月は5位へ大きくランクアップしました。
人とのご縁や結びつきを表す「結」に、愛しむ・愛でるという意味のある「愛」を組み合わせた名前。人気者で愛に満ち溢れた印象を受けるようです。
5位 結菜(主なよみ:ゆいな、ゆな)
「結菜(主なよみ:ゆいな、ゆな)」は2019年の名前ランキング5位、2020年は6位にランクインしました。
つなぐ、結ぶという意味をもつ「結」に、かわいらしい黄色い菜の花を連想させる「菜」を組み合わせた、親しみやすく明るい印象の名前です。ひらがなも丸みを帯びていて愛らしく、「菜」がつく「菜の花ネーム」の一つでもあります。
7位 葵(主なよみ:あおい)
2020年12月に引き続き、2021年1月も7位にランクインした「葵(主なよみ:あおい)」。2019年の名前ランキングでは3位、2020年は7位にランクインしました。
葉が太陽のほうを向くと言われている草花の葵を意味し、太陽に向かって咲く葵のようにすくすくと明るく育つように願って名づけてもいいですね。可憐で可愛らしい「フラワーネーム」の一つです。
7位 芽依(主なよみ:めい)
2020年11月、12月に引き続き2021年1月も7位にランクインした「芽依(主なよみ:めい)」。2019年の名前ランキング8位から、2020年は4位へとランクアップ。
2020年の漢字ランキング33位で「草木が芽吹く様子」をイメージする「芽」に、2020年の漢字ランキング24位で「頼りにする」という意味の「依」を組み合わせた名前です。エネルギッシュでありつつも、どことなくやさしさを感じるようですね。
7位 陽葵(主なよみ:ひなた、ひまり)
「陽葵(主なよみ:ひなた、ひまり)」は、2019年・2020年と2年連続名前ランキングでは首位を獲得した近年人気の名前です。2020のよみランキングでは「ひなた」が24位、「ひまり」が6位にランクインしています。
「太陽のようにあたたかく、葵の花のように品格のある女性に育ちますように」という願いが込められているのかもしれませんね。
10位 陽菜(主なよみ:はるな、ひな)
「陽菜(主なよみ:はるな、ひな)」は2019年の名前ランキング14位から2020年は10位へとランクアップした名前です。
日だまりのようなあたたかさを感じる「陽」に、早春に黄色い花を咲かせる菜の花を連想させる「菜」を組み合わせた名前で、ほがらかで愛らしい印象を受けるようですね。
1月らしい名前も人気
「冷たい・身にしみて寒い」という意味を持つ「凜(りん)」と「凛(りん)」(※凛は凜の俗字、意味は同じ)がそれぞれ11位、13位にランクイン。毎年冬にかけて特に人気が高まります。
1月のよみランキング9位「こはる」は、12月の25位から大きくランクアップしています。晩秋から初冬にかけての暖かく穏やかな晴天を指す「小春日和」を連想する言葉です。「春」には「年の初め」という意味もあることから、1月生まれの赤ちゃんに特に多くつけられたようです。
冬らしい漢字では「雪」が12月圏外(100位以下)から83位にランクアップ。「雪」を用いた名前では、「雪乃(ゆきの)」「瑚雪(こゆき)」「紗雪(さゆき)」など18種類の名前で名づけられていました。
これから女の子の名前を考えられる方、ぜひ参考になさってくださいね!
<調査概要>
調査対象:株式会社ベビーカレンダーが企画・運営している「ファーストプレゼント」「おぎゃー写真館」「ベビーカレンダー全員プレゼント」のサービスを利用された方
調査期間:2021年1月1日(金)~2021年1月25日(月)
調査件数:5,515件(女の子)
文/福島絵梨子