ベビーカレンダーは、2021年1月生まれの男の子5,432名を対象に、1月生まれの赤ちゃんの名づけトレンドを調査しました。「とうま」というよみや、「柊」を用いた名前の人気が上がっています。その理由とは?
1位 湊 (主なよみ:みなと)
2020年12月の月間ランキング14位から、1月は1位へ大きくランクアップした「湊 (主なよみ:みなと)」。2019年名前ランキングでは2位、2020年は5位にランクインした名前です。「みなと」というよみは2020年のよみランキング2位を獲得しています。
船や人が集まる場所を意味する「湊」は海を連想させることから、さわやかで雄大なイメージを受けるようですね。
2位 蓮(主なよみ:れん)
2018年、2019年、2020年と3年連続で名前ランキング首位を獲得している「蓮(主なよみ:れん)」。2020年12月は首位、2021年1月は2位と引き続き高い人気を保っています。
「蓮」は蓮(はす)の花を意味し、泥水の中から育ち美しい花咲かせることから、周囲に染まらない清らかさを感じさせるような漢字ですね。
また、大人気アニメ『鬼滅の刃』の主題歌である「紅蓮華」にも「蓮」が含まれる漢字のため、より身近な漢字として定着しつつあるようです。
3位 朝陽(主なよみ:あさひ)
「朝陽(主なよみ:あさひ)」は2019年の名前ランキングでは11位、2020年は10位にランクインした名前。2020年12月は4位にランクインしていました。
「物事が始まる様子」「爽やか」な意味のある「朝」に、ぽかぽかと暖かい太陽を連想させる「陽」を組み合わせた名前。一年の始まりである1月らしい名前です。澄んだ冬の朝に太陽の光が差し込む様子をイメージするようですね。
4位 律(主なよみ:りつ)
「律(主なよみ:りつ)」は2019年名前ランキング5位、2020年は9位にランクインしました。2020年11月の月間ランキングでは2位、12月は3位、2020年1月は4位と、3カ月連続TOP5にランクインしています。
2018年に放送されたNHKの朝ドラ『半分、青い。』で佐藤健さんが演じた役名に使われて以降、人気の名前の定番に。「旋律」「音律」や「規律」「自律」などの熟語に用いられることから、どことなく賢くて芸術的センスのあるイメージを受ける名前です。
5位 悠真(主なよみ:はるま、ゆうま)
「悠真(主なよみ:はるま、ゆうま)」は2019年の名前ランキングでは6位、2020年は7位にランクインしました。遥か遠くのんびりしている様子を意味する「悠」に、真面目で誠実な印象を受ける「真」を組み合わせた名前。
「誠実にのびのびと育ってほしい」「真面目で落ち着いた人になって欲しい」という願いを込めて名づけてもいいですね。
6位 結翔(主なよみ:ゆいと、ゆうと)
「結翔(主なよみ:ゆいと、ゆうと)」は2019年名前ランキングでは10位、2020年は13位にランクイン。2020年12月のTOP20位圏外から大きくランクアップしました。
人とのご縁や結びつきを表す「結」に、翔を大きく広げて飛び舞う様子を意味する「翔」を組み合わせた名前。落ち着いた印象を受ける「と」止めネームの一つです。
7位 大翔(主なよみ:はると、ひろと)
「大翔(主なよみ:はると、ひろと)」は2019年の名前ランキングでは7位、2020年は6位にランクインした名前です。2020年12月には8位にランクインしており、2カ月連続TOP10にランクインした近年人気の名前です。
翔を広げて大空を羽ばたくような、「翔」がつく男の子に人気の「飛翔ネーム」の一つです。
7位 颯真(主なよみ:そうま、ふうま)
「颯真(主なよみ:そうま、ふうま)」は2019年の名前ランキングでは16位、2020年は14位にランクインしました。
風がさっと吹くさまを表し、爽やかなイメージがある「颯」に、誠実で真面目な印象を受ける「真」を組み合わせた名前。落ち着いた印象の「ま止めネーム」の一つです。
9位 樹(主なよみ:いつき、たつき)
「樹(主なよみ:いつき、たつき)」は2019年、2020年と2年連続で名前ランキング4位にランクインした名前です。2020年12月は2位にランクインしており、2カ月連続でTOP10入りを果たしました。
その字の通り「生えている木」を意味し、「大樹」「樹木」「樹林」など木々が生い茂る様子をイメージすることから、「たくましくのびやかに育ってほしい」という願いを込めて名づけてもいいですね。
9位 大和(主なよみ:やまと)
2019年の名前ランキング9位、2020年は17位にランクインした「大和(主なよみ:やまと)」。「やまと」というよみは、2020年のよみランキング56位にランクインしています。
「大和魂」「大和男児」「戦艦大和」などに使われていることから、日本古来の男の子らしい力強いイメージを受ける名前です。
9位 陽翔(主なよみ:はると、ひなと)
「陽翔(主なよみ:はると、ひなと)」は2019年、2020年と2年連続名前ランキング3位にランクインした人気の高い名前で、2020年12月は5位にランクインしていました。
あたたかな太陽を連想させる「陽」と、翔を大きく広げて飛び舞う様子を意味する「翔」を組み合わせた名前。美しい青空の中、空高く羽ばたくような、スケールの大きな名前ですね。
1月ならではの名前も急上昇!
このほかに、15位には「一颯(主なよみ:いっさ)」がランクイン。12月は56位、11月は46位と通年40位以下でしたが、1月に急上昇しています。生まれ月である「一」を用いた名前として、人気が高まったのかもしれません。
また、1月のよみランキング7位「とうま」は、12月26位、11月37位から1月に人気急上昇。「冬真」「柊馬」など「冬」や「柊」といった冬らしい寒さを感じる漢字を使用した名前が多く、季節感を取り入れた名前として特に1月に人気が高まったと考えられます。
「柊」を用いた名前では、「柊(しゅう)」「柊吾(しゅうご)」「柊太(しゅうた)」「柊弥(しゅうや)」など68種類の名前で名づけられていました。
これから男の子の名前を考えられる方はぜひ参考になさってくださいね!
<調査概要>
調査対象:株式会社ベビーカレンダーが企画・運営している「ファーストプレゼント」「おぎゃー写真館」「ベビーカレンダー全員プレゼント」のサービスを利用された方
調査期間:2021年1月1日(金)~2021年1月25日(月)
調査件数:5,432件(男の子)
文/福島絵梨子