母が迎えに来た車のエンジン音に文句
苦情を言ってくるその女性は、私の住むアパートのすぐ下の階に住んでいる80代くらいの方でした。母が車で迎えにきてくれるときに待っているのは、ちょうどその女性の部屋の隣。車のエアコンをつけたまま待っていたのに対し、「エンジン音がうるさい」と言うのです。
準備をしていて待っていも、子どもが幼ないので出かけるまでに片付けをしたり、靴を履かせたり、すぐに出発することは難しいです。エアコンをかけたまま待つのは申し訳ないと思うのですが、夏は暑いしエアコンをつけたまま5~10分程度は許してくれないものか……とモヤモヤしていました。
足音がうるさいとパズルを買ってくる
その後もその女性からの苦情は続きました。エンジン音の次には足音や物音がうるさい、という苦情でした。しかも、その女性は「このパズルで遊んでください」とパズルを買って持ってきたのです。
わが家にもパズルはありましたが、元気盛りの男の子が静かにパズルを1日中するはずもありません。トミカ、プラレール、走り回ったり飛んだり……。私はその女性に対して、うるさくて申し訳ないとは思いつつも、子どものことをわかってくれないことに対して少々不満を感じていました。
引っ越しを考えたが、直接女性と話してみることに
私はその女性に注意されてから、長男にはできるだけ静かに遊ぶように言いましたが、100%は無理でした。下の階に気をつかうことも大切ですが、長男の行動に対してダメダメ言ってしまう自分が嫌で引っ越しを考えることも。しかし、少しでも理解してくれないかと直接その女性と話す機会をつくったのです。
意外だった女性の気持ちとは?
すると、女性は自分自身の子育てについて語ってくれました。その女性は4人のお子さんを働きながら育て、保育所から帰ってきたらパズルやおえかきなど、比較的静かにできる知恵遊びなどばかりして遊んでいたとか。
しかし、私は専業主婦なので1日中家にいます。外に連れ出したいのは山々ですが、今はコロナ禍ということもあり、なかなか思うように外に連れ出すことはできずにいる……という事情を女性に理解してほしいと思い、伝えました。すると、それからというもの苦情を言ってこなくなり、会うと世間話をしてくるようになりました。
引っ越し先で苦情を言ってくる人がいて、はじめはかなりストレスでした。しかしその女性とは、お互いに話す機会を設けることで前より解決したような気がします。これからまた何か問題があればしっかり話し合う機会を作って、思っていることを言い合える環境を作りたいなと思っています。
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著者:森下ミメカ
2歳男児と0歳男児の母。長男妊娠を機に専業主婦に。2歳差育児の大変さを痛感中。現在、子育てや暮らしについてのブログや体験談を執筆している。