
息子のイヤイヤ期は本当に大変だった!
ーお子さんは3歳になられたのですよね。息子さんと過ごしていて、今一番大変なことはどんなことでしょうか?
保田さん:だいぶ言葉が達者になってきて、自分の意見がハッキリとしてきたんです。少し前までは、親が“これをしようか”と声かけをするとその通りにできていましたが、今はそうはならないので、1人の人間として扱うことの大切さを感じています。
ー現在は、イヤイヤ期を抜けたあたりでしょうか?
保田さん:そうですね。そろそろ終わって来たかな? 最近は何で泣いているかわからないということはだいぶなくなってきました。
ー理由が分からないときは本当に大変ですよね。
保田さん:そうなんですよね。お出かけのときは特に大変でした。ショッピングモールなどで、突然寝っ転がって動かなくなるときもあって(苦笑)。一番大変だったのが、たまたま寝ころんだところに、誰かが落としたソフトクリームが落ちていて、立ち上がったらそのソフトクリームまみれになっていたんですよ。もう“どうやって連れて帰ろう”と落ち込んでしまって。この当時は、そういったことが重なって “これでいいんだろうか?”“大丈夫かな……? ”と子育てに対して不安になることが多かったですね。
ー小さなきっかけから、大きな悩みにつながってしまいがちですよね。そんなときは、保田さんはどう乗り越えていましたか?
保田さん:そこで怒ったとしても泣き止むこともないので、イヤイヤが始まったら、それよりも楽しいことを見つけて気分転換をさせるようにしていました。例えば、ショッピングモールで泣き始めたら、息子は車が好きだったので、“もうちょっと歩いたら車が売っているところがあるかもよ?”と気をそらしていましたね。
ーイヤイヤ中の子どもに立ちつくしているママたちを見ると、心から応援したくなりますよね。
保田さん:本当にそう思います。“ママ、頑張っているんだな”と応援したくなりますよね。ただ、手助けをしてあげたいけど、そこで余計泣いてしまったらさらに迷惑になるかもと思うと、何もしてあげられないことが悲しくて……。さらに今のご時世だからこそ、あまり声もかけづらいんですよね。そういうときって、当事者のママはどうしても周りに迷惑をかけているという感覚が強いんですよ。それが電車やバスなど公共の乗り物のときは特に焦っちゃうんです。だからこそ、子どもがいかに大人しく過ごせるか、街に出るときはなるべく空いている時間を選ぶとか、本当に気を遣うんですよね。改めて、イヤイヤ期の子供を見るのは、ママにとっては本当に窮屈で苦しい時間だなと思いました。もう少し、周りの理解が生まれたりすると、ママたちも穏やかに育児ができるようになるのかなと思いますね。
コロナ禍の生活がストレスに。一時は孤独や寂しさを感じるように…
ーコロナ禍での育児は本当に大変だったと思います。どう過ごされていましたか?
保田さん:子どもの期間って、すごく大事だと思うんですよね。なので、今年も夏休みを有効に過ごさせてあげられないというのは、親としてちょっと悲しいなと思って。あと、ずっと家にひきこもりだと、子ども自身もストレスが溜まってしまうため、人がいない時間帯を狙って、公園遊びや水鉄砲で水遊びをするなどしていました。
ー行事がないのは、寂しいですよね。
保田さん:そうなんですよね。なので、わが家は家で夏祭りをしました。インターネットのフリー素材を印刷して、画用紙に張り付けて、ヨーヨー釣りと射的、焼きそば、フランクフルトやポテトなどを準備して、私と主人は浴衣を着て、息子は甚平を着て初めての夏祭りをしたんです。


ー素敵な思い出になりましたね!
保田さん:そうですね。本人も、お祭りは楽しいものだという感覚ができたようです。いろんな育児書を読むなかで、幼少期にいろんな経験をさせてあげることが大事だと書いてあったので、なるべくやってあげたいなって思うんです。かなり制限があるなかで、できることはなんだろうと考えた結果、おうち夏祭りをやってみましたが、息子に少しでも楽しいって思ってもらえたのならうれしいです。
ー保田さんも、小さな子どもをかかえて自由に外出できないことは大変なストレスになったと思います。そのなかでの孤独感や寂しさを感じることはありましたか?
保田さん:ありました。特に昨年の夏は一番孤独感を感じていましたね。主人も仕事が忙しかったので、精神的に不安になるときは、よく実家に帰っていたんです。そこでばあばや弟と一緒に育児をすることで、だいぶ気を紛らわすことができました。コロナ禍で友達にも会えない、ママ友とも気楽に会えないとなると、ちょっとした相談もしづらくなるんです。さらに、子どもがコロナに感染したらどうしようという不安のなかでの育児だったので、本当に精神的にもギリギリだったんだと思います。
ーそれらはどうやって解消していったのでしょうか。
保田さん:やはり、人間って慣れていくというか、少しずつゆとりが生まれていくんですよね。以前は神経質になり過ぎていて、公園の遊具も触らせなかったときもあったんです。でも、今はこまめに消毒しつつ、手の抜きどころを覚えていきました。あとは、幼稚園のママ友に恵まれていたことが大きかったかもしれないですね。LINEで繋がっているので、ちょっとしたことをLINEして、なんてことのない会話ができたことが、救いになっていた気がします。何か困ったときに、助けてくれる人が近くにいるということは、かなり心強いことだなと思いました。
保田圭さんどうもありがとうございました! 「コロナ禍で孤独感や寂しさを感じた」と話していましたが、ご自身が悩みながらもお子さんが楽しめるようにと、夏祭りを企画したり、少しでも日常生活が楽しくなるようにと考えたり、努力している姿がとても素敵だなと思いました。次回は、コロナ禍で変化したご夫婦の関係性や、保田さんも実践している「省エネ育児」についてお話しを伺っています。ぜひ次回もお楽しみにください。
PROFILE:保田圭さん
1980年12月6日生まれで千葉県出身。モーニング娘。の2期メンバーとしてデビューし、2001年4月に初代リーダー中澤裕子の卒業に伴い、初代サブリーダーに就任する。2003年5月5日に開催されたコンサートをもってモーニング娘。を卒業。2013年5月29日に結婚を発表し、2018年1月に男の子を出産。現在は1児のママとして育児に奮闘中!