新型コロナウイルスの影響が出始めてから2年目の年末年始を迎えますが、その一方で9月から感染者数が減少傾向で緊急事態宣言も解除されました。そのような中、コロナ禍で落ち込んだ消費を取り戻すために実施されているキャンペーンがある一方、中断が継続しているキャンペーンもあります。
今回は、2021年12月20日時点で取り組んでいるキャンペーンや停止中のGo To キャンペーンの動向についてお伝えします。今後の新型コロナウイルスの感染状況によっては追加・変更となる可能性がある点はご了承ください。
Go Toトラベルの現状
Go Toトラベル キャンペーンは旅行会社等を経由して、キャンペーン期間中にツアーや宿泊等の国内旅行商品を購入した人に対して、費用の一部が支援される制度ですが、2021年12月時点は停止中です。2021年の年末から2022年の年始の感染状況を踏まえ、政府が再開を決定するようです。
なお、再開後のGo Toトラベルキャンペーンは、2020年実施の内容より、多くの場合割引率や割引上限が下がるようです。再開については、報道の発表やGo To トラベルのサイトを確認しましょう。
なお、同一都道府県(2021年12月20日時点で東京都民対象の実施なし)や近隣の都道府県の旅行の際に自治体独自の補助が付くキャンペーンを実施しているところもあります。例えば、大阪府では、大阪府在住でワクチン接種またはPCR検査等で陰性の方を対象に「大阪いらっしゃいキャンペーン2021」を2021年11月24日~2022年2月28日で実施しています。このキャンペーンでは、1泊最大5000円の割引が受けられます。大阪府以外にも北海道、神奈川県、愛知県等で同様のキャンペーンが実施されています。お住まいの都道府県または近隣の都道府県を旅行する場合にはキャンペーンの割引がないかを確認するといいでしょう。
Go To Eatの現状
Go To Eat キャンペーンは各都道府県からキャンペーンの登録をした飲食店で使える25%のプレミアムが上乗せされている食事券を購入すると、登録飲食店での食事で使用できますが、都道府県によって食事券の販売を停止しているところと再開しているところに分かれます。
東京都や大阪府などは2021年12月20日時点で販売停止中ですが、栃木県や岐阜県では残部限りですが、追加の販売をしています。なお、北海道や神奈川県などは追加販売をしましたが、すでに販売を終了しています。使用期限は都道府県によって異なり、また年末年始の使用を中止する都道府県もありますので、印刷された内容とは別に発行している都道府県のGo To Eatのサイトをご確認ください。
Go To イベントの現状
Go To イベント キャンペーンは、コンサートやスポーツイベント、演劇、テーマパーク等のチケットを20%割引(最大2000円)で購入できるキャンペーンでしたが、緊急事態宣言を受け中断した後、2021年12月20日時点ではオンラインイベントのみ対象となっています。来場型のイベントについてのキャンペーン適用はGo Toトラベルと同様に2022年1月以降の判断となりそうです。
その他のキャンペーン
国主導のGo Toキャンペーン以外にも自治体独自のキャンペーンを行っています。先にお伝えした「大阪いらっしゃいキャンペーン2021」などの旅行のキャンペーンだけでなく、地域内で使えるプレミアム商品券やペイアプリでのポイント付与を実施している自治体もあります。
例えば、神奈川県では、QRコード決済(auPay、d払い、はまpay、LINE Pay、楽天ペイ)と同期したかながわPayをキャンペーン対象の店舗で使うことで最大20%のポイントが還元されるキャンペーンを実施しています。お住まいの都道府県・市区町村で期間限定のキャンペーンを行っていないか広報誌やホームページを参考にするといいでしょう。
オミクロン株の流行等予断を許さない面もありますが、上記のキャンペーンを有効に活用して、旅行や食事、イベントへの参加やショッピングをお得にすることも併せて考えるといいでしょう。キャンペーンは期間や対象者、金額など条件もありますので、利用をする際はホームページなどをしっかり確認しましょう。