結婚後、義実家との関わりは少なかった
私は22歳のときに結婚しました。義実家は遠方にあるため、結婚前に義両親と会ったのは2回程度。結婚後も長期休暇ぐらいしか会う機会がありませんでした。
ところが、その後それまで気づかなかった両家の親戚づきあいの差に気づくことになるのです……。
出産を機に価値観の違いがあらわに!
親戚づきあいの違いをハッキリ感じるようになったのは、娘が生まれてから。私たち夫婦の第一子となる娘は、実家の両親にとっては初孫、義両親にとっては3人目の孫になります。
もともと義実家は親戚づきあいが密で、行事をきちんと行うタイプ。義両親の近くに住む義姉家族もイベントがあるたびに顔を出しているようで、私たち夫婦が帰省するときも毎回みんなで集まり、とてもよくしてもらっています。
娘の誕生時にも揃ってお祝いをしてくれて、プレゼントもたくさんいただきました。
一方、私の両親は人づきあいが苦手。義両親が娘のために、お宮参りと写真館を予約してくれて、私の両親にも「一緒にどうですか」と誘ってくれたのですが、両親はまさかのお断り! 初孫で祝い方がわからなかったのかもしれませんし、遠慮したのかもしれませんが、少し冷めた印象に感じてしまいました。
両親なりの付き合い方も理解できるから…
結婚して5年目ですが、これまでは法事など親族が集まる機会は夫の実家のほうが多く、参加するたびにごちそうをふるまってくれます。私も行けば積極的に動くようにしているので、今では義母から連絡は夫より先に私に入るほどの仲になりました。
両家を比較するつもりはないものの、義両親があまりにもよくしてくれるので、実家の少しドライな対応を思うと申し訳ないやら恥ずかしいやらで……。
実家のことで夫から不満や文句を言われたことはありませんが、なんとなく一歩引いたスタンスでいるように感じます。車で30分ほどの距離に実家があるのでときどき立ち寄りますが、いつ行っても夫はお客様状態。歩み寄る努力をしているようにはあまり見えませんし、滞在時間もどんどん少なくなってきています。
でも、これくらいの付き合いのほうが夫にも両親にも負担がないので、このままでいいのかなと思っています。実家とのことは私が仲介に徹すればいいのですから。
両親のことをちょっとネガティブに言ってしまいましたが、かと言って両親に「もっと応対をよくしてほしい」とか「気をつかってほしい」なんてことは、まったく思っていません。両親は両親なりに、私たち夫婦や娘のこと思っていることがわかるからです。父も母も人づきあいが苦手なりに、わからないなりに頑張ってくれているので、無茶なことをお願いするつもりはありません。
ただ、私には兄妹がいるので、今後のためにも「こんなとき義実家ではこうするみたいだよ」と一例を挙げて、それとなく紹介するようにはしています。
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文/もりもとれなさん