季節の変わり目はいつも
私は、季節の変わり目になると目がかゆくなったり鼻水が出たりすることがよくありました。今回も、冬への季節の変わり目に鼻水がズルズル。熱もないし、妊活をしていたので「妊娠していたら大した薬飲めないしな、ただの鼻炎だし」と、受診を先延ばしにしていました。
しかし、日が経つにつれひどくなる鼻水。かんでもかんでも鼻水が出てくるので、次第に耳に膜が張ったような感覚に……。中耳炎を経験しているので、予定より早く耳鼻科を受診することにしました。
歯が痛い…歯医者を受診すると?
診察の結果、中耳炎ではなく「アレルギー性の鼻炎」とのことで、点鼻薬が出ることになりました。その日から点鼻薬を使い始めましたが、一向によくなる気配はなく、鼻水がズルズルと出ていました。
耳鼻科受診から5日後、仕事に向かう途中で横断歩道を走ると左奥歯に鈍痛が……。歩いてもズキンズキンと響いたので、虫歯を疑い仕事終わりに歯医者さんを受診しました。そこでレントゲンを撮り、歯科医師から言われたのが「虫歯じゃなくて副鼻腔炎だね」。
2度目の耳鼻科受診
診察が終わりスマホで副鼻腔炎の症状を調べると、当てはまるものが多数あったのです。歯が痛い、顔が重い、頭が痛いなどなど。幸い、私の勤務先が総合病院だったので、翌日職場の耳鼻科を受診することができました。もう一度レントゲンを撮り診察を受け、やはり副鼻腔炎の診断。医師からは「今かなり炎症がひどいので、一度抗生物質を使いましょう」と抗生物質を処方されました。
以前も副鼻腔炎の経験があることを伝えると、「副鼻腔炎になりやすいんだと思います。次回からは早めに受診をするように」と言われました。抗生物質を内服してからは、3日目から明らかに症状がよくなっていくのがわかり、飲みきるころには副鼻腔炎も完治しました。
「いつもの季節の変わり目の鼻炎だろう」と耳鼻科の受診を先延ばしにしていたら、副鼻腔炎に発展してしまいました。頭痛や歯の痛み、顔が重く感じるなどつらい症状がたくさん出てきたので、早めに受診して薬を処方してもらっていたら、こんな症状は経験しなかったかもしれません。妊活中であっても自己判断せず、早めの受診が大事だと感じた出来事でした。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
イラストレーター/ちひろ
著者:吉川 みきな
13歳女の子と3歳男の子の年の差兄弟を育てている母。反抗期の娘とイヤイヤ期の息子の育児に日々奮闘中。上の子を出産後に大学に通い、看護師の資格を取得。現在は看護師としてパート勤務をしている。