「誰に報告する?」乳がんのカミングアウトで悩んだこと #40歳独身で乳がんになりました 9

「40歳独身で乳がんになりました」第9話。40歳独身で乳がんの告知を受けた、島野たみこさんの体験を描いたマンガを紹介します。前回、思っていたよりも早い時期に、自分は乳がんであることを母に報告することになった島野さん。今後、誰にカミングアウトするかを悩んだそうで……。

この記事の監修者

医師黒田愛美先生

美容・アンチエイジング専門医。トライアスリート。Zetith Beauty Clinic副院長。1979年東京生まれ。2003年獨協医科大学医学部卒業後、東京女子医科大学内分泌乳腺外科に入局。2007年品川美容外科へ入職、2011年品川スキンクリニック新宿院の院長に就任。2013年同クリニック、表参道院院長に就任。その後、予防医学と分子栄養学を改めて学び、美容外科、美容皮膚科、アンチエイジング内科の非常勤医師として複数のクリニックの勤務を経て、現在に至る。著書に『アスリート医師が教える最強のアンチエイジング』(文藝春秋)。

 

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乳がんのカミングアウトは誰にする…?

#40歳独身で乳がんになりました 9

 

自分が乳がんであることを誰にカミングアウトするか、しないかを考えたとき、私の場合、以下の5つ分かれました。

 

1 自分がカミングアウトしたいと思う人
2 カミングアウトする必要性がある人
3 場合によって伝えるかどうか判断すれば良い人
4 言いたくない人
5 どちらでも良い人(直接関わりがない人)

 

#40歳独身で乳がんになりました 9

 

乳がんを告知された後、私はあることを思い出しました。
それは、たまたまテレビで目にした、20代半ばで乳がんになったという元アイドルの女の子の番組です。

 

テレビを見ながら、他人事のように感心していたその数カ月後、自分に乳がんが発覚したとき、とにかく何か情報が欲しくて彼女を検索しました。

 

#40歳独身で乳がんになりました 9

 

その方は矢方美紀さんと言う方で、ネットニュースに出ていたインタビューを読むと、冷静だと思っていた彼女にも深い葛藤と苦悩があったこと、そして今もあることを知りました。

 

なかでも気になったのは……。病気を公表することで、抗がん剤は効かないという情報が送られてきたり、サプリが送られてきて、善意のつもりなのかもしれないが、知人だとなおさら断りにくいという部分。

 

告知から1年たった今、私個人としては、民間療法やサプリメントなどは本人が納得できて、お財布が大丈夫で周囲が認知していれば良いのかなとも思います。

 

でも、だからこそ私が標準治療を選んだことも、とやかく言われたくないと思っています。

 

#40歳独身で乳がんになりました 9

 

矢方さんのインタビューを読んだあと、私は対人関係で悩むのはできるだけ避けたい、家族(言いたい人)と直属の上司(言う必要がある人)に報告するのは決定としても、親せきと友人はどの範囲までカミングアウトすれば良いのかなど考えました。

 

悩んだ結果、人との距離感が取るのがじょうずな親しい友人2人と、叔母(母の妹)と妹の夫とその家族に報告することに。

 

「家族は第2の患者」という話を聞き、治療中に私が主に頼ってしまうことになる母と妹の理解者である人たちには報告しようと思ったのです。

 

#40歳独身で乳がんになりました 9

 

私が打ち明けた人たちが、誰に私の病気のことを話すは各自の判断に任せようと思いました。

 

本当は打ち明けたかった地元の友人が1人いたのですが……。
育児で忙しい時期だろうし、心を開いている分「私が彼女に寄りかかって押しつぶしてしまうかも」と思って言えませんでした。

 

「私、乳がんなんです」と大らかに行きたいところでしたが、自分の性格を考慮した結果、こうなりました。
弱っている自分を守るための選択だったとも思っています。

 

そして、妹の上司や妹の夫の家族といった、思いがけない方たちに助けてもらうこともありました。サポートをしてもらえたのは、妹の人徳のおかげです。ありがたかったです。

親戚はいまだに伝えるか迷っています。遺伝性の乳がんだったら言うつもりでしたが、違いましたし。

 

矢方美紀さんからは、治療に対する考え方など、影響を受けました。
「矢方さんがやってるなら私も!」ではなく、「こう来たらこう考える」みたいなロジック的な影響。
こういうのも思いがけないサポートだなって思います。

 

次回は、針生検の結果を聞いたときのお話をします。

 

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    この記事の著者

    マンガ家・イラストレーター 島野たみこ

    2020年5月、40歳独身で乳がん告知。術前抗がん剤→右胸全摘手術→放射線治療を経て、現在ホルモン療法中。治療に苦しんだり人生に思い悩んだりしながら、手探りで得た経験をインスタで投稿中。

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