次女、頭から落ちる
次女が生後6カ月になったある週末、家族4人でスーパーへ買い出しに行きました。買い出しを終え、私は両手に荷物、長女は自分のお菓子を握りしめ、夫は右手に荷物を持ち左手に次女を抱っこ。車に戻り長女は助手席へ乗り、夫は次女をチャイルドシートに乗せていました。
そのとき私はトランクに荷物を積み、夫が持っていた荷物もトランクに乗せようかと前を向いた瞬間、まだベルトを装着していない次女から夫が目を離し、次女がチャイルドシートから転落。頭を車内の床にぶつけたあとそのままアスファルトにずり落ちてしまったのです。
スーパーの駐車場で大激怒
「何してんの!!」と夫に叫びながら次女を抱き上げると、わんわん泣き始めました。見た目ではかすり傷程度でしたが、頭から落ちているので私はとても心配になりました。休日だったので救急へ電話し、そのまま病院へ向かうことに。車内で夫に「何で目を離したの?」と聞くと、夫は「荷物をトランクに乗せに行こうと思った。その間だけなら動かないで待ってると思った」と……。
当時の次女はだんだんと動きが出てきたころで、以前「チャイルドシートに乗ったらすぐにベルトを着けないと動く」といった話をしたときも、夫はさらっと聞き流している感じがありました。夫にすれば、聞いてはいたけれどまだ見たことがないので現実味がなかったのかもしれません。私は夫に言いたいことが山ほどありましたが、長女もいるのでぐっと飲み込み、ひとまず次女の無事を祈りながら病院へ向かいました。
病院での診断結果は…
救急病院での診断は、外傷もないし機嫌も悪くなかったので大丈夫だろうとのこと。私も夫も長女もひと安心し、家族4人で家へ帰りました。
その夜、子どもたちが寝静まってから、私は夫に「“少しくらい大丈夫”が命取りになることもあるから、子どもたちのためにも本当に気をつけてほしい」と伝えると、夫はさすがに落ち込んでいる様子で「ごめん」とだけ言いました。
今回の件は夫の不注意が原因です。しかしながら、毎日子どもの一番近くにいる私が、もっと子どもの様子を夫に話したほうがいいなと思いました。特に、危険を伴うかもしれないことはきちんと伝えることが大事だと感じました。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/助産師 松田玲子
著者:石井ゆうき
9歳と2歳の姉妹を持つママ。秘書として時短勤務。お金にまつわることに興味があり、FP2級の資格を取得。家計管理・資産運用に生かしている。