子ども2人を連れて公園遊びへ
私には現在13歳と3歳の子どもがいます。これは、下の子どもが生後10カ月だったときのお話です。ある夏の日、子どもたちを連れて上の子のリクエストの公園遊びへ。下の子は抱っこ抱っこの時期で、寝たあともかなり慎重に置かないとベビーカーに乗せることができませんでした。
下の子を抱っこしながら、上の子が遊んでいるのを見守っていると、上の子のお友だちとその妹がママと一緒にやってきました。普段から一緒に登校しているお友だちで、私とそのママも面識があり、ママ友は買い物に行きたいということでお友だちと妹をおいて買い物に出かけました。
やっと寝た!ベビーカーに寝かせたい
自宅やお友だちの家から離れている大きな公園だったので、子守りを直接頼まれたわけではないですが、「子どもたちも一緒に遊んでいるし、ママ友が帰ってくるまでは見守っていよう」と思っていました。私は公園にきてからずっと下の子を抱っこしていて、腱鞘炎が痛いのと暑い日だったこともあり、何とか寝かせてベビーカーに移動できないものかとずっとユラユラ。
そうしているうちにやっと下の子が寝てくれたので、そーっとベビーカーに下ろし寝かせることに成功しました。ベルトを付ける音で起きてしまうことがあったので、「まぁ動かないだろう」とベルトはしませんでした。
※ベビーカーに限らず、バウンサー、ハイローチェアなどに赤ちゃんを寝かせたり座らせたりする場合は、必ずシートベルトを装着してください。
ドサッ!という音と共に……
リクライニングを倒し、ほぼ平面にできたので「転落はしないよね……」と思い、泣いたらそーっとベビーカーをゆらゆらして、また眠ってくれるということを繰り返していました。それを何度か繰り返していたとき、突然ドサッ!という音とともに、下の子の大泣きする声が! すぐに地面を見ると、子どもが這いつくばった状態でマンホールの上に転落していたのです!
抱っこするとすぐに泣き止み、外傷もないようでしたが血の気がサーっと引きました。受診しようか迷いましたが、上の子のお友だちもいたのですぐに当番病院に連絡して相談すると、「すぐに泣いて吐いたりしていないなら様子見でよいが、1日は気を付けるように」と指示をもらいました。
そのあとの下の子の様子
そのあと、ママ友が戻ってきてお友だちとも無事に解散し、私たちも自宅に帰りました。幸いなことに、下の子の様子は普段と変わりなく、離乳食もいつも通り食べてくれました。
「動かないだろう」と安易に考え、ベビーカーのベルトを付けなかったことを本当に後悔しました。「今回は何ともなかったけど、何か大けがをしていたら……」と、今でも怖くてたまらない気持ちになります。
「自力では動かないし、シートもほぼ平面にしたから落ちないだろう」と勝手に自己判断し、ベルトをつけずにベビーカーに寝せてしまった結果、子どもを固いマンホールの上に転落させてしまいました。けがはしませんでしたが、下の子には申し訳ない気持ちでいっぱいです。今後は「何があっても絶対にベルトをしよう!」と再発防止を心がけています。
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監修/助産師REIKO
著者:吉川 みきな
13歳女の子と3歳男の子の年の差兄弟を育てている母。反抗期の娘とイヤイヤ期の息子の育児に日々奮闘中。上の子を出産後に大学に通い、看護師の資格を取得。現在は看護師としてパート勤務をしている。