看護師のひと言にショックを受ける
主治医との診察後、通院治療センターへ。
通院治療センターとは、通院で抗がん剤治療などの化学療法を受けるための専門施設のことで、「ケモルーム」「ケモ室」などと言っていたりもします。
2020年、初夏のころだったため、新型コロナの影響で、サロン交流会なども中止となったのですが、そうでなかったら、同じ病院の人と励まし合ったり、情報共有ができたりしたのかな? 新型コロナの警戒レベルが上がって治療が中断してしまったらどうしよう……。
そんなことを思いながら待合室で待っていると、相談員さんが「初回だから」と来てくれました。
しばらく待つと、私の番号が呼ばれ、指定された場所へ移動することに。
私は抗がん剤治療のオリエンテーションのときからベッドを希望していましたが、リクライニングチェアも選べました。
飲み物などを出してスタンバイしていると、看護師さんが来て、ヒアリングが始まりました。
看護師さんなりの励ましだったのでしょうが、「すごいと思います、抗がん剤なんて。私だったら絶対できないです」と言われたときは、心の中で「私も無理ですー! できたらしたくないんです(涙)」と思いました。
乳がんの治療中は、人によって心の寄せ方ってずいぶん違うんだな、と実感することが多かったです。 寄せようとしてくれる気持ちがありがたい。
この看護師さんの言葉も違うシチュエーションならここまでショックではなかったかもしれませんが、このときの私は絶賛ナイーブ中だったので、ショックでした。
次回に続きます。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
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