ついに抗がん剤を投与する
ついに抗がん剤投与がスタート(2020年初夏のできごとです)。
抗がん剤を打ち始める前に、以下のことから、手術までは針を刺すのは右側にしてくださいと言われました。
・抗がん剤は強い薬なので、静脈炎になる可能性があり、静脈炎になったルートは、抗がん剤投与に使えなくなる。
・私の場合は手術で右側のリンパ節を取ることがほぼ確定していて、術後は右腕に針を刺したり傷付けたりすることがNGになる(浮腫や炎症が起こる可能性があるため)。
つまり、治療に使える血管をできるだけ残しておきたいということだと解釈しました(術前の腕に負荷をかけないよう気を付ける必要はありますが、日常生活でちゃんと使えます)。
投与前に、錠剤の吐きけ止めを飲み、その後吐きけ止めの点滴を15分しました。
私は1番目の抗がん剤として、FEC(フルオロウラシル・エピルビシン・シクロホスファミド)を投与します。
まず「エピルビシン」を5分間投与するのですが、投与すると赤い尿が出ると聞いていました。
抗がん剤投与中は、副作用対策として水分を多めにとり、できるだけ早く抗がん剤を体外に排出すると良いと言われているため、しっかりと水分をとることを意識しました。
エピルビシンは強めの薬のため、血管痛が起こりやすいとのことで、私も途中で針を刺している部分がうずうずして嫌な感じが。その部分を温めると緩和されるとのことで、湯たんぽで温めました。
そして、「エピルビシン」投与が終わった時点で、1回目のトイレタイムを取ることに。
通院治療センター内にある利用者専用のトイレへ行きます。
この時点では、ちょっとふわふわする感じはありましたが、気持ち悪さなどはなかったです。
そして、出した尿を見ると本当に赤い。
このときは血管痛以外の症状がなかったので、赤い尿を見て初めて「私、抗がん剤したんだ〜」と実感しました。
流すときは必ずフタをして2回流します。
センター内の専用トイレを利用して、フタをして2回流すのは、抗がん剤が混じった排泄物がほかの人に影響を与えないためとのこと。
それだけ強い薬を私は体に入れているんだ……。
「私、順調にいっている!」と、普段よりポジティブな思考を心がけていたのですが、ふとした瞬間にネガティブに揺れ戻っては「いやいや前向きに!」の繰り返しでした。
次回に続きます。
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