ママが孤独になるのは危険!SNSをじょうずに活用
ー妊娠生活で、大変だなと思ったことはなんですか?
高城さん:つわりしか思い浮かばないです(笑)。あっ、でも今一番にきついのが腰! 2人目はちょっとおなかが出てきただけで、骨盤がぐらぐらになってしまって、恥骨も痛いし、もう産まれちゃうんじゃないかと思って、病院で診てもらったくらいです。結局何も問題はなかったんですけど、1人目の臨月で感じた圧迫感や恥骨の痛み、産後の骨盤のグラグラ感がなぜかもうあるんです。恐ろしくて、急いで骨盤ベルトを探して巻きました。
ーコロナ禍だからこその大変さは何か感じていらっしゃいますか?
高城さん:マスクがきついです。苦しくって、距離も歩けないし、まして息子と一緒だと、ゼイゼイ言いながら追いかけています。世の中ではマスクを外していいかって議論が出てますけど、妊婦がコロナにかかるとリスクもあると聞くので、私は妊娠中は外せないなって思っているんですよね。あとは、妊活も妊婦健診も、お母さん1人で来てくださいって病院の規制があったりして、上の子がいると大変です。
ーやはり特殊な妊娠生活ですよね。コロナ禍で妊娠したことで、何か新しい発見や実感はありましたか?
高城さん:妊娠・出産・育児で孤独になるのは危険だなって思います。1人目のときは産後1カ月で引越しをして、新しい環境でコロナ禍に突入したんですけど、誰に育児の相談をしたらいいか、先輩ママのお話をどこで聞けばいいのか、全然わからなかったんです。やっぱり人とのコミュニケーションがないと、不安が大きくなってしまいました。今は地域のマタニティ教室も開催すらしていないし、母親学級も「動画を見てね」って言われちゃいました。2人目だからまだ頑張れる気はしますが、これが初めての妊娠・出産だったら、この先の育児が不安になっちゃいますよね。
ーそのような不安をどのように乗り越えたのでしょうか。
高城さん:SNSで発信したり、調べたり、活用して駆使していました。ただ、いろんな方のSNSを見て「私はできていないなぁ」って思っちゃうときもあります。信じていい情報や、インプットする情報は自分で判断しなきゃいけないですね。私も子どもとの日常をYouTubeで発信させていただいていますが、それがまるっきり正解ではないですよね。「こういう人もいるんだ」って、ちょっとしたプラスになればという思いでやっています。
2人目の出産は、日常生活を保てるように計画無痛分娩
高城さん:これは一択で、無痛の計画分娩を希望しています。その条件で産院も探しました。夫の遠征の日を避けたくて、計画分娩をしたいというのがまずあるんです。
ーちなみに息子さんはどのような出産方法だったのでしょうか。
高城さん:1人目は九州の産院だったのですが、和痛分娩で出産しました。その当時、九州では、硬膜外麻酔をおこなっている産院が少なくて。なので、普通の点滴みたいな感じで麻酔薬を落として、痛みを緩和させる和痛分娩を選択しました。そのときの出産ですが、子宮口が一気に全開になってしまったことで、麻酔のタイミングが合わず、麻酔が効かなかったことで出産時に激しい痛みを感じてしまって……。なので、今回は硬膜外麻酔を用いた無痛分娩を選択する予定でいます。
ーパパのスケジュールに合わせた計画分娩にこだわられたのは、やはり立ち会いを希望されてのことですか?
高城さん:立ち会って欲しいというよりは、まずは上の子をどうするかという問題ですね。私として一番は、息子と一緒に産院に泊まりたかったんです。生まれたての赤ちゃんを見て「お兄ちゃんになったね」ってだんだん自覚してくれたらって思いがありました。なので、上の子も一緒に泊まれる病院を探していたのですが、そうすると計画はできないとか、それだと無痛は対応できませんとか、産院によってそれぞれ条件があったりして。しかも、コロナがまたまん延してきちゃうと、子どもの宿泊もNGになる可能性もあったので、それなら「今回は計画の無痛で出産しよう」という風になりました。計画なら出産日を決められますし、仮に宿泊がNGになったとしても、子どもは夫に見てもらうことができるので安心です。もちろん、できたら立ち会って欲しいですけど、今回は上の子もいることなので、通常の生活を保ちながらどこまで希望を叶えられるかをベースに考えました。
ー病院ごとに立ち合いのルールがあるようですが、高城さんの出産予定の病院はいかがですか?
高城さん:ワクチンを2回打っていることと、PCR検査の結果が必要みたいです。息子の出産のときは夫も立ち合ってくれたんですが、お産中は私もすごく必死なので口も悪くなるし、普段と様子が結構違ったみたいで、今でも「亜樹が今までにないくらい怖かった」って言いますよ。怖かったって何よ?って感じですけど(笑)。
家族の笑顔のために、一層自分を大事にするように
ー上の息子さんも2歳半になりましたね。お子さんを持つ前と後で、高城さんご自身が変化を感じていることはありますか?
高城さん:やっぱり自分ファーストではなくなりますよね。ただ、私が頑張りすぎて笑顔が減ると、家族の笑顔も減って日々の豊かさが変わってくると感じていて。なので、私がより一層自分を大事にするようになりました。子どもが生まれるまでは、"私さえ頑張ればいい"と思っていたけど、子どもが生まれてからは、私が頑張りすぎるとマイナスに働いちゃうこともあって、夫に甘えるのもじょうずになりましたね。「ごめん、寝不足できついから寝かせてくれないかな?」とか「あー、テイクアウトしたいなぁ」とか(笑)。そのほうが、家庭は明るいです。
ーパパの変化は感じますか?
高城さん:実は、息子の出産直後は今のように頼もしくはなかったんです。一度、家族で過ごそうって言っていた休日に、夫が私たちを置いてマッサージに行っちゃって、ものすごい喧嘩をしたんです。私も前から「行ったら?」とは言ってたんですけど、まさか家族の休日に行くとは思ってなくて。当日に突然マッサージ店に電話して、勝手に行ってしまったのでびっくりしました。私は家族の時間も大切にしたくて、リラックスしたい美容院にも息子を連れて行ったり、予防接種のスケジュール管理も頑張っていたのに、夫は自分のリズムを変えてくれないことに怒りました! めちゃくちゃムカついたので、仕返しに夫を置いて息子と2人でディズニーランドに行きました(笑)。
ー仕返しがかわいすぎますね(笑)。
高城さん:これは夫にとってはめちゃくちゃ嫌がらせなんですよ。息子と私が2人でディズニーランドに行くとか、そういうのをすごく嫌がる人なので。それが堪えたのか、今ではひとりの時間も家族の時間もバランスよく欲しいっていう私のわがままを叶えてくれるスーパーパパです(笑)。
コロナ禍での妊娠やパパとの関係性についても、等身大で話してくださった高城さん。今回のインタビューで一番印象に残ったのは「自分を大切にする」というお話でした。頑張りすぎたり、自分を犠牲にしてしまうママは多いと思うので、そういうママ達が少しでも自分にやさしく、自分のことを大切にしてもらえたら……と、高城さんが話しているのを聞いていて思いました。さて、次回はいよいよ最終配信です! 次回も盛り沢山な内容になっているので、ぜひチェックしてくださいね♪
▼高城亜樹さんのSNS情報一覧
Instagram:高城亜樹さんInstagram(外部サイト)
PROFILE:高城亜樹さん
1991年10月3日生まれで東京都出身。アイエス・フィールドに所属をしており、タレントや女優、YouTuber、女優としてバラエティ番組やドラマ、CMなどに出演。InstagramやYouTubeチャンネル「あきちゃのままチャンネル」では子育ての様子を発信している。2019年に2月にプロサッカー選手の高橋祐治さんと結婚。2019年11月に第一子となる男の子を出産。現在第二子を妊娠中。