上の子に全然構ってあげられない毎日
1人目と2人目は5歳差なので、2人育児とはいえまだ余裕がありました。一方で、2人目と3人目は年子であるため、5歳差育児とは大変さが全然違いました。0カ月児と1歳児のお世話をしていると、長男の相手をする時間は全然ありません。毎日寂しい思いをさせて、このままでいいのだろうかと悩む日々。
遊んでほしいのに、全然構ってもらえなくてグズグズしがちな長男に私は怒ってばかりで、毎日ごめんねと思っていました。
本当に年子で出産してよかったの?
2人目はまだ1歳。たくさんママに構ってもらいたい時期ですが、0カ月児がいるため思う存分抱っこしてあげられません。まだ1歳なのに我慢させてばかりで、心苦しく感じていました。
わが子は3人ともすごく愛しい存在ですが、もっと年齢差をあけて1人ひとりをじっくり見てあげたほうがよかったのかなと、何度も悩んだ私。しかし、そうはいっても、もう後戻りはできません。どうしたらもっと子どもたちと深く関わっていけるだろうと模索していました。
次第に、心に余裕を持てるように
3人目の出産直後から、ごめんねと思うことが多い日々を送っていましたが、産後6カ月くらい経ったころ、少しだけ慣れて余裕を持てるように。子どもたちはお互いの存在を認め合い譲り合いながらも、時には順番交代で、時には同時にママを求めてやってきます。
私は筋力がついて、年子の2人を同時に抱っこすることにも慣れてきました。テレビを見るときは、3人の子どもが私の上に乗るようになり、最近は「ごめんね」よりも「子どもが3人でよかった」「年子でよかった」と思えるようになりました。
年子で出産したことで「十分に構ってあげられなくてごめんね」と思っていた私ですが、時間の経過とともにそんなふうには考えなくなりました。今でも十分に構ってあげられていませんが、子どもたちはお互いがかけがえのない存在になっているようです。これからも悩むことは多々あると思いますが、子どもたちとしっかり向き合っていこうと思います。
著者:花野あやせ/女性・自営業。3児のワーキングマザー。幼児をワンオペ育児しながら会社勤めをする難しさに悩み、会社員からフリーランスに転向。現在はライターとして活動中している。企業のブログや育児、恋愛コラムなどを執筆。
作画:miyuka
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています