こんにちは! 保育士の中田馨です。日々の保育園生活の中で、ついつい園のルールを守れていなかった……ということありませんか?
今回は私の保育園で実際にあったことと、友人保育士が経験したことも交え、保育園生活で保護者の方に配慮してほしいことをお話しします。
閉園後に園庭で子どもを遊ばるのはNG!
お迎えのあと、園庭で遊ばせることがOKな園の場合、親子の時間を楽しむ方も多いと思います。私の園は園庭がないのでそういった姿を見ることはありませんが、翌日の連絡帳に「昨夕は公園で遊びました」というメッセージがあると、帰宅後にすることがいろいろあるなかでお子さんとの時間を大切に持っていらっしゃる親御さんには尊敬しかありません。園庭で遊ぶのも、親子のスキンシップの時間、大切にしたいと思いますよね。
ただ「園庭で遊ぶのは閉園時間まで」というルールは守りましょう。保育士たちは、閉園後にもさまざま仕事があり、最後のお子さんをお見送りしたあとは、プライベートの時間でもあります。
保育士にも家庭があり、「今日は、週に1回の習い事の日!」と楽しみにしている日かもしれません。保育士が保育士ではないときのことも配慮していただけるとうれしいです。
突然の早朝保育(時間外保育)はNG!
たとえば、普段8時半登園なのに、連絡もなく7時半に登園された場合、保育園によっては人員が足りず対応が難しいこともあることを知っておきましょう。
保育園は、子どもの年齢ごとに、子ども何人に対しての保育士の人数が決められています。そのため、時間帯によって保育士の人数が変わってきます。早朝や夕方は昼間よりも少ない人数で運営していることも。突然、早朝に子どもを預けに来られた場合、「保育士の人数が1名足りなくなる」ということになりかねません。
早朝保育が必要な場合は、わかった時点で園にお知らせし、急な場合でも、遅くても前日夕方までには知らせたほうが良いでしょう(各園や自治体によって対応が異なるため、預けている園の対応を確認しておきましょう)。
私の保育所でも、7時30分に開園するのに、7時20分に来られたときは「法律で決められた人数の保育士がいませんので、7時30分までお待ちください」と待ってもらったことがあります。
なかには「そんな細かいこと……」と感じることもあったかもしれませんが、毎日気持ちよく安全に過ごすためにも、ご協力いただけると助かります。