※コロナ禍前の体験談です
旅行先には産科の救急当番がない
妊娠7カ月のころ、義母から「おじいちゃん、おばあちゃんたち(義祖父母)とみんなで2泊3日で温泉旅行に行かない?」とお誘いがありました。妊娠中の旅行は自己責任と言えど、心配だったので健診を受けている産科の医師に相談してみることに。
医師からは「無理しない範囲でなら大丈夫だよ。ただ、救急当番がない地域もあるから、その場合は何かあったら自力で帰ってくるか、緊急を要する場合は救急車になるからね」とのことでした。義母が提案してくれた旅先には産科の救急当番がなく、夫と話し合った結果、「何かあった場合は、車でかかりつけの病院のほうに帰ってこよう」という話になりました。
2日目の夕食時、夫からの発言にあぜん…
旅行中はゆっくりと温泉に浸かることもでき、おなかが張ることもなくゆったりと楽しむことができました。2日目の夕食時、ビュッフェ会場のドリンクコーナーで私が義祖父母のお茶を汲んでいたら、夫が近付いてきました。「あなたもお茶でいい?」と聞くと、夫は「俺はビールにしようかな」と。
私が「え……、私がこのあと何かあったらどうするの?」と聞くと、「そっか……。ビール飲まないほうがいい?」と確認してくる夫。呆れて無視していると、「ビールやめといたほうがいいよね?」と夫からのさらなる確認があり、私は「もう勝手にすれば?」と答えて義家族がいる席に戻りました。
何で私ばかり我慢しなくちゃいけないの?
結局、夫は私の顔色をうかがってビールは飲みませんでしたが、私の怒りはおさまりませんでした。部屋に戻ってから「100歩譲って、何かあったら……って話を忘れていたのは仕方ない。でも、私の顔色をうかがってビール飲むかどうか決めるってどういうこと? 自分で望んだ妊娠だけど、こんなに他人事みたいな発言があると悲しくなる」と、夫に泣きながら訴えました。
夫は「ごめん……。久しぶりの旅行で楽しくなっちゃって。○○(私)の気持ち考えてなかったよね、自分勝手なこと言って本当にごめん」と謝ってくれたので、その場はなんとか仲直り。後日、私の好きなケーキ屋さんのケーキをお詫びの品として買ってきてくれました。
今回は、夫のあまりにも自分勝手な発言に、義家族との旅行中にもかかわらず喧嘩になってしまいました。仲直りをしてそのあとの旅行も楽しむことができましたが、一生忘れられない出来事だと思います。私が妊娠しても夫の体には何も変化がなく、楽しい旅行だったのでお酒を飲みたい気持ちもわかりますが、私には許せない発言でした。
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著者:吉川 みきな
13歳女の子と3歳男の子の年の差兄弟を育てている母。反抗期の娘とイヤイヤ期の息子の育児に日々奮闘中。上の子を出産後に大学に通い、看護師の資格を取得。現在は看護師としてパート勤務をしている。