手術の説明を受け、夫にとあることをお願いするも…
私は「浸潤性小葉がん」の診断を受け、右乳の全摘手術を受けることになりました。同時に太ももの組織から乳房の再建をすることも決まり、着々と入院の日が近付いてきました。
この日は手術の説明を聞くために夫と乳腺外科を訪れました。
診察室に入ると、いつもの先生が待っていました。着席すると、早速手術の説明が始まりました。
切除する範囲を正面と横から見たイメージで図示してくれました。「リンパ節に転移していたら、リンパを取ります」とのお話もあり、私はリンパが脇だけではなくあちこちにあることを知りました。
電気メスを使用するので皮膚が焦げることもあるらしく……私よ、頑張れ! と自分を奮い立たせる。
手術時間は乳がんの切除に2時間、再建に7時間の約9時間。その都度、担当の医師から夫に説明が入ることになっていました。切除した部分を見せてもらえるとのことだったので、夫に写真を撮ってもらうようにお願いしました!
が、夫はここで痛恨のミス。手術当日は写真のことをすっかり忘れていたみたいでした。後日、病理診断の結果をいただくまでお預けになってしまいました。
手術中、夫は病棟の面会室のような場所で読書をしたり、周辺を散歩しながら待機することになりました。コロナ禍のせいで病室での待機ができなかったんですよね……。
乳腺外科で手術について説明を受けた後、お支払い窓口へ行きました。そこで限度額適用認定証という、高額な医療費の支払いが自己負担限度額までに抑えられるという証明書を提出しました。その後、入退院の窓口にて家族の連絡先などを書いた紙を提出。
そこで改めてコロナ対策で面会ができないことや個室の確保が難しいことを教えてもらいました。一応個室を希望していたのですが、6人部屋になりそうとのこと。
洗濯物の交換も難しそうだったのでパジャマとタオルはレンタルにしました。見本を見せてもらって、胸も脚も手術をするので浴衣タイプのパジャマを借りることに。そのとき、T字帯という下着も見たのですがふんどしだということを知り、やや衝撃を受けました! パンツタイプのものがあり、そちらにすることにしました。
床頭台(ベッドサイドに置かれているテーブル代わりの収納台)も確認して、何を持ち込むか考えたりと快適な入院ライフを目指して準備を進めました。
入院まで残り3週間。まだまだやることはありました。
入院や治療中に虫歯が見つかると困るので、久々にかかりつけの歯医者さんへ。するとなんと軽い虫歯が!
歯科衛生士さんに乳がんの手術をすることを話すると、歯科医に伝えてくれました。再受診ではなく、その場で治療してくれました。ありがたい〜!
そして美容院にも行きました! 私は髪質が硬い上に癖っ毛で……髪が広がるのでくくっていることがほとんどでした。しかし、手術をしたらしばらく右腕が上げられなくなるので、髪がまとまりやすくならないか相談しました。
すると、くくらなくてもいいようにストレートパーマを当てることに。時間がなく、飛び込みで行った美容院だったのですがきれいにしてもらえてよかったです。
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コロナ禍の中では自由に面会もできず、寂しくなったり不安を感じたりしてしまいますよね。入院ライフをいかに快適にするか……悩ましいものです。
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※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
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