慢性的な寝不足だけど朝は7時起き
これは、私が第2子の息子を出産してからのお話です。息子は日中も夜もなかなか寝てくれない子で、夜中は1〜2時間おきに泣くので、その都度抱っこして寝かしつけたり完全母乳で授乳していました。夫は仕事があることから、夜間対応を代わってくれることはほとんどなく、夜中に息子の泣き声で起きることもありませんでした。
当時、上の娘は9歳の小学校4年生。平日休日関係なく娘は毎朝7時ごろには起きるので、私はどんなに寝不足でも起きて朝ごはんを作っていました。夫はもともと朝食を摂らない人なので、娘の朝ごはんを準備してくれることもありませんでした。
何で私ばっかり?
最初のころは、「今は私が育休中で専業主婦のようなものだし、家事は自分がやるべきか……。夫も日勤だと7時15分には家を出ないといけないし」と自分に言い聞かせて納得していました。夫はシフト制の仕事なので、遅番や夜勤のときもあります。遅番や夜勤のときには堂々と朝寝坊をして9時〜10時の間に起きてきます。息子の離乳食が始まってもそのスタイルは変わらず……。
ある日、いつものように朝寝坊してきた夫に「あなたが起きてくる時間、娘のごはん作りも、息子の着替えも離乳食を準備して食べさせるのも全部終わってるの。私だって、たまには朝寝坊したいんだけど」と怒ってしまいました。
朝寝坊できるってすばらしい!
夫は、ただ「ごめん……」と謝るだけで、他には一言もしゃべりませんでした。私は内心「本当にわかっている?」と思いましたが、それ以上険悪なムードになりたくなかったので、それ以上は言わずにその場は終了。
翌日から、夫は朝7時には起きて娘の朝ごはんを作ったり、息子の離乳食を準備してくれるようになりました。平日は娘が登校するのを見送りたかったので、私も変わらず7時には起きるようにしましたが、休日は夫にすべて任せて朝寝坊できるように。
「私もたまには朝寝坊したい」と不満を伝えることで、わが家の夫は朝しっかりと起きてくれるようになりました。最初のころは「夫に任せて大丈夫かな」とそわそわしていた私ですが、今ではしっかり二度寝も楽しんでいます。もちろん、夫が夜勤のときはそのあと仮眠できる時間を確保し、夫への感謝の気持ちも忘れずに伝えるようにしています。
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作画/山口がたこ
監修/助産師REIKO
著者:吉川 みきな
13歳女の子と3歳男の子の年の差兄弟を育てている母。反抗期の娘とイヤイヤ期の息子の育児に日々奮闘中。上の子を出産後に大学に通い、看護師の資格を取得。現在は看護師としてパート勤務をしている。