コーヒーメーカーにお湯を入れっぱなしに
1歳の娘が保育園に入園して、慣らし保育中の時期の出来事です。いつもは午前中の数時間のみの慣らし保育だったのですが、その日は「内科健診があるので午後に来てください」と保育園から言われていました。
いつもと1日の流れが違う中、私はコーヒーメーカーで淹れたコーヒーを飲みながら慌ててお昼ごはんの準備をしていました。そのとき、うっかりコーヒーメーカーのお湯を入れっぱなしにしてしまったのです。そして少し低めの棚に置かれていたこともあり、私が少し目を離した隙に娘がコーヒーメーカーを倒してしまいました。
やけどをしてしまった娘
泣き声で振り向くと、娘にお湯がかかってしまっていました。慌ててタオルでお湯を拭き取り、流水で患部を冷やすことに。その後、それほど大きなやけどではなかったので、私は保冷剤をタオルに包んで娘の太ももを冷やしながらお昼ごはんを食べさせました。
そして、私は内科健診に遅れないようにしなければと焦っていたこともあり、急いで準備をして娘を保育園に連れて行ってしまったのです。
虐待を疑われてしまい…
やけどをしている旨を担任の先生に伝えて、娘を保育園に預けました。しばらくすると保育園から電話がかかってきて、「病院に連れて行ってください」とのこと。私は娘を皮膚科に連れていき、診察後、薬をもらいました。
それからしばらく経って保育園に娘を迎えに行くと、「地域の子育て支援センターの方が来ているので面談をしてほしい」と園長先生から言われました。どうやら虐待を疑われてしまったようです。私はとにかくショックを受けました。小さいやけどだから大丈夫と思ってしまったのが間違いだったと思います。すぐに病院に連れていけばよかったと、あのときの行動を後悔しました。
その後、地域の子育てセンターの方がわが家を見に来て、家具の配置についてアドバイスをしてくれました。そして、娘の手が届かないくらい高さのある棚を購入し、コーヒーメーカーはその上に置いて、同じことが起きないように対策をしたのです。
コーヒーメーカーを低い棚に置いてしまったことや、お湯を入れっぱなしにしてしまったことなど、娘の安全への配慮が足りなかったと反省しました。1歳ごろは大人が触っている物すべてに興味を持つので、今後はもっと安全対策を徹底して生活していかないといけないなと感じた出来事でした。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
※衣服の上からやけどをした場合は、服を脱がさず、すぐ冷やすことが大切です。患部を冷やしながら、できるだけ早く皮膚科医の診察を受けましょう。
イラストレーター/ムチコ
著者:本田 ひな
2歳女児の母。管理栄養士として保育園に10年勤務した経験と、投資歴13年の経験を生かし、栄養やお金について執筆中。