息子のふたばくんがけいれんを起こし、そらさんは救急車を呼びました。無事に救急車で、病院に到着すると、夫に搬送先の病院名を伝えていないことに気がついたそらさん。急いでメッセージを送りました。
救急車の中では「おりる!」と大号泣でしたが、診察になるとふたばくんはようやく落ち着きました。診察を終えると、医師は、「30分病院で待機して、その後何もなかったら家に帰って大丈夫です」と説明してくれました。
近くのベットに案内され、ふたばくんを寝かせようとしたら、イヤイヤモードが発動。こうなったふたばくんは、何をしてももう止まらなくて……?
ううう…助けて…
そらさんは、ふたばくんのギャン泣きをどうにか止めたいと思ったのですが、あやすものがなにもありません。ふたばくんの泣く声を聞きつけて、看護師さんがおもちゃを持ってきてくれたのですが、ふたばくんのお気に召すものはなく、おもちゃを放り投げてしまいます……。
さらに、かんしゃくを起こしている中でも、解熱剤を入れられたふたばくんの怒りはMAXに。静かな病院にふたばくんの泣き声が響き渡ります。
すると、夫から「もしかしてふたば、泣いてる?」と連絡が。病院について、子どもの泣く声が聞こえたのでふたばくんかなと思ったよう。
「お疲れ様」「大変だったね」
夫からの言葉を聞いたそらさんは、病院に来てくれて本当に良かったとじーんときてしまいます。
甘いものを飲んで、お菓子を食べたら落ち着いたふたばくんでしたが、
「したおりる」
と言い出しました。「汚れた靴下は、後で脱がせればいいよ」と夫に言われて、ふたばくんを下に降ろしました。
30分が経過すると、医師たちがふたばくんの様子を見に病室へやってきました。様子を見て「お家に帰って大丈夫」と言われたそらさんは、今後、同じように熱性けいれんが起きたらどうしたらいいかを医師に聞きました。
「けいれん中の様子をよく見ておいてほしいです。お父さん、お母さん、これが1番重要です」
と、真剣なまなざしで言われ、そらさん夫婦は、息をのみながら医師の説明に耳を傾けたのでした。
◇ ◇ ◇
診察後も、かんしゃくが止まらず、ふたばくんの泣いている声が病院内に響いていたようです。あやすものがなく、その状況はまさに「地獄」だとそらさんは感じたそう。旦那さんが買ってきてくれたイチゴオレで、ふたばくんの機嫌が直って良かったですね。