診察後、「30分経ち、問題がなかったら家に帰って大丈夫です」と先生に言われたそらさん。近くのベッドに案内されて、ふたばくんを横にならせようとしたら、ギャン泣きされてしまいます。
さらに、かんしゃくを起こしている中でも、解熱剤を入れられたふたばくんの怒りはMAXに。静かな病院に、ふたばくんの泣き声が響き渡ります。
すると、夫が病院に到着。夫が買ってきてくれた甘いものを飲んで、お菓子を食べたら落ち着いたふたばくんでしたが
「したおりる」
と言い出しました。「汚れた靴下は、後で脱がせればいいよ」と夫に言われて、ふたばくんを下に降ろしました。
そして、30分が経ち、先生が様子を見にきました。先生からは、自宅で再度、熱性けいれんがおきた際は、けいれん中の様子をよく見ておくことが重要だと、真剣なまなざしで言われました……。そして家に帰って、寝ていると……!?
病院から帰ってきて、寝ていると…
※けいれんの左右の差は大切です。両目とも左を向き、顔も左向き、手足のけいれんも左のときは、右の脳が興奮しているためです。その場合、てんかんの可能性も考慮します。
「けいれんが起きたときに重要なのが、どんなけいれんだったか、けいれん後の様子はどうだったのかという情報。そのため、落ち着いて見守ることが子どものためになる」と先生は言うのです。
そして、「けいれんし始めたら、子どもの全身を動画におさめてほしい。この方法が、けいれんしたときの状況把握がしやすい」と先生は言いました。
「今夜、もう1度くらいけいれんがあるかもしれないので、そのときはまた連れてきてください」
その言葉を聞いたそらさんは、またけいれんが起こるかもしれないと知り、不安になります。
そして、帰宅して寝ていると、先生の言った通り、再びふたばくんの身に、けいれんが起きてしまったのです。
◇ ◇ ◇
診察で、家に帰ってからもけいれんの可能性があると言われたそらさん。家に帰ると、実際に先生が言っていた通り、ふたばくんはけいれんを起こしてしまいました。やはりそらさんは動揺しているようです。先生が教えてくれた「動画に撮る方法」は、病院に情報を的確に伝えるのに役立ちそうですね。