成長した長男と目が離せない次男
最近は弟のことをよくかわいがり、すすんでお世話をするようになった長男。私は「急にお兄ちゃんになった!」と長男の成長に関心し、喜んでいました。
その反面、自我が出始めた次男は思うようにならないと泣き叫び、お尻歩きで家の中のあらゆる物を触っていくので私は目が離せません。私は自然と次男にかまう時間が増え、長男には「ちょっと待って!」と言い聞かせるようになりました。
かんしゃくが増える長男
そして、長男は私が次男をかまっている間、おもちゃ遊びをして待っていることが多いのですが、次男のかんしゃくが落ち着くと、長男を構うことなく、私は「今だ! 」と家事に取り掛かることも多くありました。すると、次第に長男はぐずってかんしゃくを起こす日々が増えていったのです。
私は「もっと長男にかまってあげなきゃ」とわかってはいましたが、次男の世話と長男のかんしゃくで、毎日ヘトヘトで心に余裕がありません。私は「あーもう嫌だ」という言葉が口癖になり、ぐずる長男から離れて家の外へ飛び出すこともありました。
長男の言葉で反省する私
ある日、かんしゃくを起こして庭で泣き叫ぶ長男を、私が抱きしめて落ち着かせていると、長男は私に「ごめんね……」と言ったのです。そのとき、私は「長男も自分の中で発達段階の心と葛藤しているんだ」ということに、改めて気づきました。
そして同時に、私が長男を本気で叱ると必ず私に「ごめんね」と言って、甘えたがっていたことにも気づいたのです。私は「長男を待たせてばかりいたのは私で、謝るのは私のほうだ」と反省しました。
私は成長した長男に期待して、待たせてばかりさせていました。しかし、長男はまだ3歳半。まだまだ親に甘えたい時期です。日々の忙しさで見えていなかった大事なことを、長男が私に教えてくれたんだと思いました。これからは長男にもしっかり目を向けて、いっぱい褒めて甘えさせてあげられるよう努力していきたいと思います。
関連記事:「子育ては、いつも斜め上!?」次女のイヤイヤ期に高を括っていたら…
関連記事:「しんどい…」溜まっていたものが、ある晩、爆発してしまった理由は… #虐待しかけた話 1
▶▶▶今年最も読まれたマンガ「べビカレ大賞」発表!全話無料で読める!
2022年に公開された325作品のなかから第1回「べビカレマンガ大賞」が決定! 全記事無料でイッキ読みできる♡ 栄えある大賞作品マンガは……!?
監修/助産師REIKO
著者:岩見 エリ
2人の男児の母。看護師歴12年、フランスで出産し子育て中。