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次男のお世話で手一杯で長男に構えず…。ある日、突然泣き出した長男から驚きの発言が飛び出して!?

3歳半と1歳5カ月の男の子を育てている私。長男はイヤイヤ期の最盛期ですが、少しずつ私の言うことを理解してきているようで、ちょっとしたお手伝いや、弟の面倒も見れるようになってきました。そんな中、私は長男に「もうお兄ちゃんなんだから」と期待が増え、できないと叱ることも多くなっていきました。長男は次第にかんしゃくを起こすように……。しかし、ある日の長男の言葉に私ははっとしました……。

この記事の監修者
監修者プロファイル

助産師松田玲子

医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
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成長した長男と目が離せない次男

最近は弟のことをよくかわいがり、すすんでお世話をするようになった長男。私は「急にお兄ちゃんになった!」と長男の成長に関心し、喜んでいました。

 

その反面、自我が出始めた次男は、思うようにならないと泣き叫び、おしり歩きで家の中のあらゆる物を触っていくので私は目が離せません。私は自然と次男にかまう時間が増え、長男には「ちょっと待って!」と言い聞かせるようになりました。

 

かんしゃくが増える長男

そして、長男は私が次男をかまっている間、おもちゃ遊びをして待っていることが多いのですが、次男のかんしゃくが落ち着くと、長男を構うことなく、私は「今だ!」と家事に取り掛かることも多くありました。すると、次第に長男はぐずってかんしゃくを起こす日々が増えていったのです。

 

私は「もっと長男にかまってあげなきゃ」とわかってはいましたが、次男の世話と長男のかんしゃくで、毎日ヘトヘトで心に余裕がありません。私は「あーもう嫌だ」という言葉が口癖になり、ぐずる長男から離れて隣の部屋に移動するという行動を取ってしまったもありました。

 

 

長男の言葉で反省する私

ある日、かんしゃくを起こして庭で泣き叫ぶ長男を、私が抱きしめて落ち着かせていると、長男は私に「ごめんね……」と言ったのです。そのとき、私は「長男も自分の中で発達段階の心と葛藤しているんだ」ということに、改めて気づきました。

 

そして同時に、私が長男を本気で叱ると、必ず私に「ごめんね」と言って、甘えたがっていたことにも気づいたのです。私は「長男を待たせてばかりいたのは私で、謝るのは私のほうだ」と反省しました。

 

 

私は成長した長男に期待して、待たせてばかりさせていました。しかし、長男はまだ3歳半。まだまだ親に甘えたい時期です。日々の忙しさで見えていなかった大事なことを、長男が私に教えてくれたんだと思いました。これからは長男にもしっかり目を向けて、いっぱい褒めて甘えさせてあげられるよう努力していきたいと思います。

 

 


著者:岩見 エリ

2人の男児の母。看護師歴12年、フランスで出産し子育て中。

 

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