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「痺れてる?」全摘手術をした右胸の傷周辺を触るとピリピリが! #乳がん絵日記 25

「乳がん絵日記」第25話。2021年に乳がんが発覚し闘病を続けている、こほこさんの体験を描いたマンガを紹介します。こほこさんは浸潤性小葉がんによる右胸の全摘、同時再建手術を受け、次の治療へと進むことになりました。退院後、こほこさんが術後に傷に触れると……。

この記事の監修者
監修者プロファイル

医師黒田 あいみ 先生

美容・アンチエイジング専門医。トライアスリート。Zetith Beauty Clinic医師(東京都中央区銀座4丁⽬2-17 銀座111レジャービル13階)。1979年東京生まれ。2003年獨協医科大学医学部卒業後、東京女子医科大学内分泌乳腺外科に入局。2007年品川美容外科へ入職、2011年品川スキンクリニック新宿院の院長に就任。2013年同クリニック、表参道院院長に就任。その後、予防医学と分子栄養学を改めて学び、美容外科、美容皮膚科、アンチエイジング内科の非常勤医師として複数のクリニックの勤務を経て、現在に至る。著書に『アスリート医師が教える最強のアンチエイジング』(文藝春秋)。
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右胸の全摘と左太ももの自家組織を使った再建手術をおこなったこほこさん。約2週間の入院を終え、無事に退院することができました。

 

退院後は病院と自宅の勝手が違うことに苦労したりもしていましたが、体はだんだんと元に戻っていっていました。そんなこほこさんはがんの診断を聞くために病院へ行きました。

 

手術した右胸の傷周辺は…

退院から1週間以上がたち、毎日体の回復力に驚いていました。

 

この翌週からホルモン療法が始まるので、このころはゆっくりと過ごしていました。

 

#乳がん絵日記25

 

私は右胸の再建をしたとき、左太ももから組織を取ったので術後は少し歩くことが大変でした。

 

退院するころには普通に歩けるようになっていたものの、左足だけで体を支えることができず苦労することもありました。しかし、退院して6日くらいたったころには階段の上り下りなどもできるようになっていました。

 

退院後は1日10,000歩くらい歩くことを目標にして、毎日散歩をしていました。この日はバスに乗って出かけようと思ってバス停に向かったところ、既にバスが到着していました。

 

慌ててバスに乗ろうと小走りをしたところで、あれ? 私走れているの!? とびっくり! 左足は引きずり気味でしたが、走れるようになっていました。

 

入院する直前から仕事を休んでおり、平日にどこかに行けるのはぜいたくだな〜と思いました。美術館や神社、カフェに寄って帰宅しました。

 

#乳がん絵日記25

 

手術をした傷の周辺に触ってみると、正座をした後のようなピリピリとした感覚を感じるところがありました。

 

さらに右胸から脇と背中にかけて感覚がないところもありました。

 

組織を取った左太ももは裏側にピリピリ感や皮膚のつっぱりを感じるものの、内側は普通の感覚でした。

 

感覚がない部分は触感で気付けないこともあるので、うっかりけがしてしまったりかぶれたりしていないか目視で確認するようにしました!

 

 

#乳がん絵日記25

 

術後23日目は夫と一緒に病理組織診断の説明を聞きに、乳腺外科へと行きました。病理組織診断では手術した組織や臓器を調べてがんの悪性度や広がりなどを調べるのだそう。

 

まず、摘出した右胸の写真を見せてもらいました。夫は手術当日に現物を見ていたのですが、私は全身麻酔で眠っていたので初見!

 

写真は検査用に加工されていたので、パッと見は何が何だかわかりませんでした(笑)。

 

がんの告知前におこなった針生検で見つかった浸潤性小葉がんは11mmで1番大きいサイズだったそうです。他にも浸潤性乳管がん、非浸潤性小葉がん、線維腺腫(せんいせんしゅ)が何箇所かにありました。

 

 

こほこさんは皮膚の近くや肋骨の近くにまでがんがあったそうで、手術ではそれをすべて取ってくれたみたいでした。病理組織診断の結果を踏まえ、今後の治療法を考えていくのだそう。また、 こほこさんは平日に仕事を休んで出かけることに特別感を感じたとのこと。いつもと違う過ごし方ができる日があるとうれしいですよね。

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

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    この記事の著者
    著者プロファイル

    マンガ家・イラストレーターこほこ

    2021年、乳がんになり右胸を全摘。「患者さんが残した記録が誰かのためになることもあるよ」と医師から聞き、絵日記を書き始める。夫と2人暮らしの40代。仕事も趣味も人生も楽しく継続中。

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