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「24週間持続型で!」いよいよ始まったホルモン療法。その内容は? #乳がん絵日記 26

「乳がん絵日記」第26話。2021年に乳がんが発覚し闘病を続けている、こほこさんの体験を描いたマンガを紹介します。摘出した右胸の病理組織診断の結果、ホルモン療法をおこなうことになったこほこさん。注射や薬について医師の話を聞いてみると……。

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医師黒田 あいみ 先生

美容・アンチエイジング専門医。トライアスリート。Zetith Beauty Clinic医師(東京都中央区銀座4丁⽬2-17 銀座111レジャービル13階)。1979年東京生まれ。2003年獨協医科大学医学部卒業後、東京女子医科大学内分泌乳腺外科に入局。2007年品川美容外科へ入職、2011年品川スキンクリニック新宿院の院長に就任。2013年同クリニック、表参道院院長に就任。その後、予防医学と分子栄養学を改めて学び、美容外科、美容皮膚科、アンチエイジング内科の非常勤医師として複数のクリニックの勤務を経て、現在に至る。著書に『アスリート医師が教える最強のアンチエイジング』(文藝春秋)。
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右胸の全摘、再建手術をおこない、無事に退院したこほこさん。退院後は夫と2人で神社に行ったり、おいしいものを食べたりしました。

 

術後はホルモン療法を受けることが決まっていたこほこさんは、詳しい説明を受けることに。こほこさんがおこなうホルモン療法の内容とは一体。

 

ホルモン療法の内容とは?

私は浸潤性小葉がん以外にも浸潤性乳管がん、非浸潤性小葉がん、線維腺腫(せんいせんしゅ)であったことが病理組織診断で判明しました。

 

サブタイプなども踏まえ、ついにホルモン療法が始まりました!

 

#乳がん絵日記26

 

女性ホルモンであるエストロゲンを抑えるために「タモキシフェン」という飲み薬と「リュープリン」という皮下注射を使用することに。

 

タモキシフェンは1日1錠の服用で良いそうなのですが、10年間も飲み続けなければいけないとのこと! 飲み忘れてしまうこともあるだろうと思い、工夫が必要だと感じました。

 

タモキシフェンを服用するとエストロゲンの分泌が減り、エストロゲンとがん細胞の結合を防いでがん細胞の増殖を抑えてくれるのだそう。その代わり、エストロゲンの減少により生理が止まってしまうこともあるのだとか。

 

リュープリンは4週間、12週間、24週間のいずれかに1回打たなければいけないそう。薬価も1番安いとのことだったので、手間も考えて24週間効果が持続するものを選びました。

 

診察後、早速1回目のリュープリン注射をおこないました。注射は腕に打つと思っていたらまさかのおなか。

 

寝転んでおなかに注射をしてもらったら、打った場所に米粒のような固い塊ができていました。

 

この日の夜、頭痛と吐き気が出てしんどかったのですが、リュープリンの影響だったりするのかな……。

 

 

#乳がん絵日記26

 

リュープリン注射を打った翌日からタモキシフェンを服用することに。

 

前日夜からの頭痛や吐き気は相変わらずでしたが、何とか朝ご飯を食べて薬を飲みました。

 

これから長い付き合いになるタモキシフェンを飲み忘れないように、いろいろ方法を考えました。

 

お薬カレンダーに薬を入れたり普通のカレンダーに薬を貼ることを考えたのですが、絶対に面倒になるだろうなと思ったので、薬のシートに日付を書いて管理するようにしました!

 

とりあえず3カ月分、油性ペンで薬のシートに日付を記入。

 

何度か飲み忘れることもあったのですが、毎朝飲む習慣をつけるようにしました。

 

 

#乳がん絵日記26

 

退院してからいろいろな場所へ出かけているのですが、この日は夫に運転してもらいネモフィラ畑へと行きました。

 

車に乗ってシートベルトを付けると、手術をした右胸に当たって痛いのでシートベルトをつかんでちょっと浮かせるようにしていました。皮膚の表面は何も感覚がないのに圧がかかると痛く感じることが不思議でした。

 

再建用の組織を取った左太ももにはバンドを巻いていたのですが、その上から着圧レギンスをはくとバンドが落ちづらく、より歩きやすかったです。

 

ネモフィラ畑は一面青くてとってもきれいでした! 1時間くらいかけてゆっくりとお散歩しました。

 

ただ、帰宅後に胸がムカムカしてだるさを感じました。体力が落ちているのか以前にはない疲れやすさを感じることもあるので、体力をつけなくちゃいけないなと思いました。

 

 

タモキシフェンは毎日服用しなければいけない上に、10年間も飲み続ける必要があるのだそう。こほこさんは飲み忘れないようにお薬カレンダーを使用したり、薬をカレンダーに貼ったりといろいろな対策を考えました。その中でもこほこさんに合っていたのは、薬のシートに直接日付を書くことだったのだとか。毎日欠かさずに薬を飲むことは大変ですよね。

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

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    著者プロファイル

    マンガ家・イラストレーターこほこ

    2021年、乳がんになり右胸を全摘。「患者さんが残した記録が誰かのためになることもあるよ」と医師から聞き、絵日記を書き始める。夫と2人暮らしの40代。仕事も趣味も人生も楽しく継続中。

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