3度目のけいれんは、ふたばくんが2歳10カ月のとき。
そらさんは先生に言われた通り、ふたばくんのけいれんしている姿を撮影しました。
そして夫が救急車を呼んでくれて、10分弱で到着。そらさんとふたばくんは、救急車に乗り込みました。
救急車に乗ってしばらくすると、目を覚ましたふたばくん。まだ、ぼーっとしていたのですが、そらさんのことをしっかり認識できていました。
病院に到着して、まず先生はふたばくんの意識を確認。次に、けいれんの様子を撮影した動画を見てくれました。
動画を確認し終わり、「血液検査をしてみましょうか?」と先生。血液検査をすることで、熱性けいれんなのか、他の病気なのかがわかると言いました。
ふたばくんは採血をするため、看護師さんと別の部屋へ。
すると、聞いたことのないほど大きなふたばくんの泣き声が聞こえてきたのです……。
もうあんな思いはこりごり…
血液検査から、涙を流して帰ってきたふたばくん。そらさんは「よく頑張ったね……!」と言って、両手でふたばくんのほっぺを包んであげました。
そして、自分の車で病院へ向かっていた夫も到着。一緒に先生の話を聞きました。
「血液検査の結果は今日中に出ないので、後日経過観察を含め結果をお伝えします」と先生。そして、けいれんをくり返しているのでけいれん予防薬を処方され、帰宅することになりました。
疲れてしまったのか、すぐに寝付いたふたばくん。解熱剤を使ったので、熱も下がりました。しかし、しばらく経つと解熱剤の効果が薄れてきたのか、熱が出てきてしまいます。
次に解熱剤を入れられるまであと1時間あったので、どうしたらいいかを確認するためにそらさんは、病院に電話をしました。
「今回の場合、残り1時間くらいであれば次の解熱剤を使ってしまってください」
先生にそう言われて、解熱剤を入れるとだんだんと熱も下がり、元気に遊び始めたふたばくん。
そのまま2日間、解熱剤とけいれん予防薬を使いながら過ごすと、ふたばくんの熱は下がりました。
そして、血液検査の結果も問題なし。元気に登園できるようになったのですが、2、3回目のけいれんから1週間後、保育園から連絡がかかってきたのです。
◇ ◇ ◇
ふたばくんの熱も下がり、血液検査の結果も問題がなく安心したそらさん。いつも通りの生活が戻ってくると思いきや、保育園から連絡が。ふたばくんに何かあったのでしょうか? けいれんを起こしたばかりなので、心配になってしまいますね。