病院に到着して、先生から今後けいれん防止薬を常備するかどうかについてお話があり、メリットとデメリットを考えた結果、今回はけいれん防止薬の常備は見送ることになりました。
そしてまた週明けに、経過観察として病院を受診することに。
土日でふたばくんの熱はだんだん下がり、経過観察の日を迎えました。先生の診断は、問題なし。また2週間後に、病院へ行くことになりました。
しかし、そらさんは、先生にされたある質問が気になっていて……?
熱性けいれんは遺伝…?
診察のときの先生の質問は、熱性けいれんのその後の影響がないかを確かめるものだったとそらさんは言います。
歩き方が少しおかしい、言葉が話せないなどの可能性があったかもしれないという事実に、そらさんは恐怖を感じました。そして、「しっかり子どものことを見てあげないと!」と実感。
2週間後の経過観察を終え、その後は2、3カ月と診察の頻度は減り、ふたばくんも問題なく過ごしています。
ある診察のとき、熱性けいれんの遺伝について先生からお話がありました。そらさん夫婦は、それぞれ幼少期に熱性けいれんを起こしたことがあるのです。
両親とも熱性けいれんを経験したことがあると、その子どもは他の子に比べて、熱性けいれんを起こす確率が高くなると言う先生。
そして、「経過も順調ですし、高熱も出していないので、半年後の経過観察で終了して大丈夫です」と先生は言いました。
最初にふたばくんが、熱性けいれんを起こしたときは怖くて仕方がなかったそらさん。
「またけいれんが起きるかもしれない」
知らないことだらけで、驚きの連続でしたが、ふたばくんの熱性けいれんは1年半をかけて落ち着いてきました。
そらさんは自分の描いたマンガが、子どもの熱性けいれんで、不安を抱えている人に役立つ情報となることを願っていると言います。
◇ ◇ ◇
ふたばくんが初めて熱性けいれんになったときから、そらさんはたくさんのことを調べ、病院の先生にも気になることを聞いたようです。そらさんのマンガを読んでいたら、いざ子どもが熱性けいれんになったときでも冷静に対処できそうですね。