生理がくるたびに落ち込む私
結婚3年目となる27歳のときから妊活を始めた私たち。でも、なかなか子どもを授かることはできませんでした。
新型コロナの影響で3度も結婚式が延期になったうえ、周りの友だちから次々と寄せられる出産報告。楽しみにしていた結婚式が延期になっただけでも気持ちがへこんでしまうのに、妊娠できないことへの焦りや不安も加わって、私のメンタルはどんどん悪くなっていきました。
そんな私に寄り添って支えてくれたのが夫です。
落ち込む私に夫は…
私は生理がくると、毎回ひどい頭痛に襲われます。生理痛はそれほどつらくないものの、頭痛は薬を飲まないと日常生活に支障をきたすほど。「今月もあの頭痛に付き合うのか……」という憂うつさと、「今回も子どもができなかった……」という大きな落胆が交錯しながら、私は生理がきたことを伝えるのですが、夫の反応は私と正反対でした。
なんと、夫は「2人で楽しむ時間がまた増えたね!」と言うのです! そして「まだ夫婦2人でたくさん遊んでおかないとね」と、落ち込む私を旅行に連れて行ってくれたり、私が食べたいと言っていたごはん屋さんに誘ってくれたりするのです! それも、報告するたびに。
これだけではありません。生理がくると、夫は「今後のために」と言いながら家事をすべて代わってくれます。なんでも、子どもが生まれたら、自分は授乳できない分、できるだけ家事を担当して、私の休める時間をつくりたいのだとか。この言葉を聞いて、「この人となら安心して子育てに取り組める」と確信しました。
その後、念願かなって今年の秋に第一子を出産しました。わが子を胸に抱いたときの感動は、何ものにも代えがたく、思わず涙がこぼれてしまいました。現在は里帰り中で実母のお世話になっているため、家族3人の生活で、私の生理中に夫が磨いた家事力を発揮できるのはもう少し先になりそうです。夫は家事だけでなく育児にも乗り気になってくれているので、これから始まる未知の経験も、夫となら乗り越えられそうです!
監修/助産師 松田玲子
文/ちーくんママさん
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