義母が声をかけたのは
義実家でのBBQに誘われ、私たち家族は義兄とともに義実家を訪れました。私たちの飼っている犬1匹と義両親の飼っている犬1匹もBBQに参加して、とてもにぎやかな雰囲気。夫と義兄と義父は火の当番、義母は食材の準備、私は子どもたちの相手をしていました。
食材を焼き始めて、ようやく食べられるぞとなったとき、 義母が義兄にむかって「〇〇(夫の兄)お肉焼けたけど食べる?」と言いました。そして、その次に出た言葉に私は耳を疑ったのです。「〇〇(義母の飼っている犬)お肉焼けたけど、いる?」と言い、私たち家族のことをスルーして愛犬に肉を与えようとし始めたのです!
一方で、私は幼い3人の子どもの世話に手いっぱい、まだなにも食べられていない状態でした。
イライラはピークに!
まず、わが家には小さい子どもがいるのに、最初に声をかけるのが義兄だったことに違和感を覚えた私。さらに、私が子どもの相手でてんやわんやの状況でも手伝ってくれることなく、犬を優先しようとしたことが決定打となり、私のイライラはピークに達しました。
そんな様子に気づいてくれた夫が、お肉などを私のお皿に盛ってくれて、さりげなくフォローしてくれたことで気持ちが少し落ち着きました。しかし、義母に対してモヤモヤが残ったままBBQを終えたことを覚えています。
考え方を変えることに
出会ったばかりのころは「〇〇ちゃん(私の名前)は何が食べたい?」などと、私のことをよく気にかけてくれた義母。そう考えると「気をつかわないほど親しくなれたのかな……」とプラスに考えようとしたこともあります。
あのときのBBQも、おそらく義母に悪気はなく、単純に息子への思いやりから出た行動だったのだと思います。私たちよりも先に愛犬に声をかけてしまったのも、普段から愛犬優先の生活をしているからかもしれません。それからは「きっと義母と私は物事の優先基準が違うんだ」と割り切って考えるようになりました。
その後も、義母に違和感を覚える場面は多々あるのですが「義母はこういう人なんだ」と考えることで、イライラを抑えることができています。家族といえど、結局は他人で、考え方に違いが出るのは当たり前かもしれません。これからも義家族とうまく付き合っていくために、相手の考え方を受け入れることの大切さを学んだ出来事でした。
著者/松谷えりな
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