卒業式中に睡魔が
私の出身地は雪の降る寒い地域。卒業式は体育館にストーブを何機も焚き付け、生徒や保護者、来賓の方々を冷やさないようにしています。とはいえ、だだっ広い体育館ではストーブが遠い場所にあると寒くて仕方ありません。
そのため、私はカイロを肌着に貼りつけ、着ぶくれた状態で参加しました。寒いけれど暖かい……何とも言えない状態+先生方の長い話や卒業証書授与式で私は次第に眠たくなってしまいました。「昨晩、しっかり寝たのに眠たいなあ……」と、卒業式にもかかわらず私はウトウト。
ドロッとした感触
そのとき、一気に眠気が覚めるようなことが起こったのです。股に「ドロッ」としたあの独特の感触が……。「あ〜これは絶対に生理きた……」と私は絶望的になりました。
なぜならば、卒業式があと30分以上も残っているから。そもそも、生理予定日は4日後のはず……。それなのにこんなタイミングでくるなんて……。
かなり焦りましたが、こんな静かな状況でトイレに行けるはずもなく、私はじっと我慢しました。幸い、スカートの下には寒さ対策ではいた分厚いスパッツがあるのですぐにスカートを汚すことはありませんでした。
無事に卒業式は終わったけれど…
そして卒業生退場のとき……。
スカートは紺色なので、万が一経血モレをしていてもそこまで経血は目立ちませんが、椅子に経血が付着していると赤く目立ちます。私は不安になりつつ立つと、椅子に経血はついていませんでした!「よかったあ……」と私は安堵。
しかし教室へ戻る途中、「すぐトイレ行ったほうがいいよ」と、後ろの女子に囁かれたのです。私はすぐに察し、トイレへ行きました。
そして、トイレで見てみると運よく椅子には経血がついていなかったものの、スカートには少し経血が染みていたのです。
「生理に慣れている」と高を括っていた私でしたが、門出の日に急に生理になり、まさかの失敗をしてしまうとは驚きでした。今思えば、卒業式でウトウトしていたのは生理がくる前兆だったのかな?と思っています。この日以来、私はいつどんな場面でも生理がきてもいいように生理予定前におりものシートをつけるようになりました。このおかげで予定より早くきた!というときでも下着や服を汚さずに過ごせています。
著者/花山 花子
イラスト/マメ美
監修/助産師 松田玲子
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